いよいよ2012年のワールドチャンピオンが決まる最終戦ブラジルGPが開幕、現地時間の23日(金)にはフリー走行が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分14秒026を記録し、午後のフリー走行2回目でトップタイムをマークした。
日曜日は雨の予報も出ているサンパウロのインテルラゴス・サーキットだが、この日は晴天に恵まれ、午後の2回目開始時点では気温33℃、路面温度49℃を記録。前回アメリカGPとはまた異なったドライコンディションでのセッションとなった。
注目は最終戦でチャンピオンが決まるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のチャンピオン争い。この金曜フリー走行でトップタイムをマークして幸先良いスタートを切りたいところだったが、前回アメリカGPで優勝を飾ったハミルトンが今週末も好調。午前、午後ともにトップタイムを記録した。
2位にはベッテル、3位にウェバーとレッドブル陣営が続き、4位マッサ、5位アロンソとフェラーリ勢もピッタリと彼らをマーク。両陣営のタイム差は約0.3秒と僅差。最終決戦で一つ重要なポイントになる土曜日の公式予選は、間違いなく接戦の争いになるだろう。
また、今週末にザウバーチームの離脱が決まった小林可夢偉はロングラン走行を重視するなど、週末のレースに向けての準備を着実に行い、1分15秒839で15番手タイムをマークした。
注目の公式予選は、日本時間で日付が変わった25日(日)1時00分からスタート。チャンピオン獲得の可能性を大きくするポールポジションを勝ち取るとは、果たしてベッテルか?アロンソか?それとも終盤に勢いを取り戻してきたハミルトンが台頭してくるのか?F1ファンにとっては、この2日間は“眠れない夜”になりそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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