- Home
- SUPER GT, 富士スプリントカップ
- 【FSC】GT500決勝第1レース:豪雨により10周で赤旗終了。クインタレッリが勝利!
【FSC】GT500決勝第1レース:豪雨により10周で赤旗終了。クインタレッリが勝利!
- 2012/11/17
- SUPER GT, 富士スプリントカップ
- コメントを書く
GT300の決勝に続き、GT500も決勝第1レースが定刻通り15時15分からスタート。しかし当初の天気予報どおりスタート直前からGT300決勝を上回る大雨に見舞われた。
こちらもスタンディングスタートで22周勝負がスタート。すると7番手スタートのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が抜群のスタートを決めて、トップで1コーナーを通過。2位の大嶋和也(ENEOS SUSTINA SC430)に1周で3秒のリードを築く快進撃をみせた。
しかし審議判定の結果、オリベイラはフライングだったことが判明。痛恨のドライブスルーペナルティを受けることになった。これでトップは繰り上がって大嶋になるはずだったが3周目のプリウスコーナーで少しミスが見られ後続の塚越広大(KEIHIN HSV-010)とロニー・クインタレッリ(S Road REITO MOLA GT-R)がパス。この周にオリベイラもペナルティ消化のためピットインし、GT500第1レースの優勝争いは塚越vsクインタレッリの展開になっていく。
今季のSUPER GTでは優勝がない塚越。フォーミュラ・ニッポンでも勝利しているだけにGTでも好結果を残したいところだったが、雨に強いミシュランタイヤを武器にクインタレッリが少しずつ差を詰めてプレッシャーをかける。
しかし6周を過ぎたところで雨はさらに強くなり、ラップタイムも1分55〜56秒台に低下。先ほどのGT300クラス決勝よりも遅いペースになるほど今日の中で一番最悪なコンディションとなった。
レース続行も不可能ではという声が上がり始めた瞬間。トップを死守してきた塚越が痛恨のスピン。これでクインタレッリに抜かれ2位に後退してしまう。この直後、悪天候によりセーフティカーが出動。レース再開が可能なコンディションに戻るまで隊列走行が組まれたが、数周したところで赤旗が出されてレース中断。結局悪天候により10周を終了したところで1位クインタレッリ、2位塚越、3位大嶋という順位でレースは終了。規定により2周以上消化しているためレースリザルトは正式に残るものの、レース全体の75%(17周)は満たしていないため、今回用意されたJAF Grand Prixタイトルのポイントは通常の半分が対象ドライバーに与えられた。
思わぬ形で勝利を手にすることになったクインタレッリは「ハイドロプレーニングもあり集中力を切らさないように走った。雨が強くなりセーフティカーが出る前にトップに立てて優勝することができたから、良かった」とコメント。こういった悪天候にもきっちり対応できるチャンピオンチームMOLAの強さが光ったレース結果だった。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。