【FormulaNippon】第7戦鈴鹿:決勝第2レース トップ3ドライバーコメント

決勝第2レース終了後、表彰台に上がった中嶋一貴、ロイック・デュバル、塚越広大、さらに優勝チーム監督としてトムスの舘監督が登場し記者会見が行われた。

 
[左:中嶋一貴、右:ロイック・デュバル]

中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)
「自分のポジションだと1周目に入らなければいけないと決めていました。周りの状況を見ながらの判断で難しかったですが、自分より前のマシンがピットに入らなかったので、戦略は上手くいったなと思いました。そこからのペースは今週の苦戦が嘘だったかのような良さで、自分自身も驚きました。28周があっという間に感じるくらい気持ちよく走れました。チームとしては今日の朝まで厳しい流れできていて、自分もエンジニアも“ガックリ・・・”という感じでしたが、最後まで諦めずにマシンのセットアップも詰めていった結果、午後になって上手くいきました。やっとチームに恩返しが出来たと思っていますし、本当に感謝しています。」

ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)
「まずは良いスタートが切れられて良かった。最初で何台か抜いて小暮選手の後ろについてからは少し様子を見ながら抑え気味に走った。その後は11周でピットインして、そこからクリアなところで自分のペースで走れたのが大きかった。後半は塚越にも追いついてタイミングよく抜くことが出来た。その時点で自分が最終的に何位になるのか分からなかったけど一貴選手が見えた時は優勝できるかもと思いました。今シーズン、開幕戦からチームが本当に頑張ってくれて走るたびにマシンが良くなっていった。今週は優勝を狙っていいたので勝てなくて残念だけど、チャンピオンをとった一貴選手にはおめでとうと言いたい。」

塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「スタートからトップを狙ったのですが、結局に2番手で始まっていきました。序盤からペースが良くなく、オリベイラ選手にも置いて行かれる展開で厳しかったです。ピットストップを終えた後も一貴選手が横を通り過ぎていくのが分かって、やられたと思いました。そこからプッシュはしたんですが追いつくことが出来ず、レース2に関しては本当に残念な結果になってしまいました。」

 
[左:塚越広大、右:舘信秀監督]

舘監督(PETRONAS TEAM TOM’S)
「一貴は諦めずに頑張ったと言っていましたが、私は正直1レース目が終わった時点で諦めていました(苦笑)。ただ諦めた結果がこうだった(チャンピオン獲得)ので、本当に感動しております。レースは脚本がないから面白いということを強く感じた一日でした。」

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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