雨の影響で12周に変更となりレース2がスタート。ホールショットを奪った高橋(MuSASHi RTハルク・プロ)。しかし、2コーナーで秋吉にパスされるとレース1と同じく秋吉の独壇場となった。
中須賀は前を行く高橋を中々パス出来ずにいたが7周目に高橋がマシントラブルでスローダウンし、2位争いはチャンピオンのかかった中須賀と柳川の一騎打ちとなる。レース1でノーポイントに終わり、何がなんでも転んではいけないと固くなった中須賀を残り2周で柳川がパスし2位でチェッカー。しかし、レース1終了時点で7ポイント差のあった中須賀に5ポイント届かず、レース2で3位に入った中須賀が3年ぶり3度目のJSB1000クラスチャンピオン獲得となった。
また、中須賀は11月11日に行われるMotoGP第18戦バレンシアGPに負傷したベン・スピース選手の代役としてヤマハから参戦する事が本日発表された。
優勝 秋吉耕佑 (FCC T.S.R Honda)
レース1と同じく後ろとの安全マージンを取りながら走りました。鈴鹿はマシンとの相性がいいコースだけどまだまだ課題もある、それは来年に向けてまたチームとしっかり話し合ってオートバイに反映できればまた面白いレースを見てもらえるんじゃないかと思います。
2位 柳川明(TEAM GREEN)
レース1は中須賀選手もハイドロで転んでしまうくらいのすごい雨量で本当に怖かった。レース2前は7ポイント差って事で周りの反応がすごくて驚いたけど自分としては一勝もしてないのにチャンピオンっていうのもなぁ・・という感じだった。でもレース2では最後に中須賀選手に追いついて”ヨシッ!”って感じだったし、中須賀選手がすごく硬くなっているのを後ろから見てて可笑しくってライダー同士の駆け引きもあり、こういうのがあるからレースって面白いなぁと走ってて感じましたね。今シーズンは一勝も出来なかったけど、もう長くレースも出来ないだろうし一回はチャンピオンになりたいし、またみんなで頑張ります。
2012年度 JSB1000クラス チャンピオン 中須賀克行(ヤマハYSPレーシング)
レース1はかなりの雨量でラストラップで転んでしまってもう何も出来ない状況でした。自分のミスだったらもっとレース2に響いていたかもしれないけどそうじゃなかったので気持ちを切り替えて走ろうと思いました。マシンはTカーだったので違和感がある中でのレースだったので中々ペースアップが出来なかった。ラスト5周くらいで絶対転けれないと思うと体が固まってしまった。今シーズンはタイヤもブリヂストンに変わりヤマハとしても勝負の年だったし、自分としても言い訳できないプレッシャーがあった。それだけに今年は本当に気合も入っていたし、ヤマハとブリヂストンと一緒にチャンピオンになれて本当に嬉しいです。
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