全日本ロードレース選手権 JSB1000 レース1 秋吉耕佑が今季初優勝。チャンピオン王手の中須賀はファイナルラップで転倒。

朝からの雨による完全ウェットでスタートしたJSB1000クラスのレース1、ホールショットを奪ったのはPPからスタートの秋吉(FCCT.S.R Honda)、2番手に中須賀(ヤマハYSPレーシング)、山口(TOHO Racing withMORIWAKI)、高橋(MuSASHi RT ハルク・プロ)、柳川(TEAMGREEN)と続いた。
序盤から秋吉と中須賀の2台が他を寄せ付けない走りでレースを牽引し優勝争いを繰り広げる。このレース1でチャンピオンを決めたい中須賀が一時は0.4秒近くまで秋吉に詰め寄るが、雨が強くなった最終ラップの1コーナで痛恨の転倒を期しレース1は今シーズン初優勝となる秋吉が制した。
2位に高橋、3位に山口が入った。まだチャンピオンの可能性の残る柳川は4位でチェッカー。中須賀が転倒しノーポイントになった事でJSB1000クラスのチャンピオン争いはレース2に持ち越された。

優勝 秋吉耕佑 (FCC T.S.R Honda)
朝のウォームアップでハードとソフトと両方試して、ハードタイヤの方が排水性がいいのは分かってたんですが、15周だと厳しいと思いソフトタイヤで走る事にしました。ソフトだと2分20秒くらいで行けると思ったので無理せずゆっくり走りました。中須賀選手がタイムを詰めてきていたのは分かっていたけど、その頃雨が本降りになっていて多分スピードのだしすぎで中須賀選手は転倒したのかなと思う。僕も全てのコーナーで転倒しそうになり精神的には厳しかったけど残りの周回を集中してゆっくり走りました。

2位 高橋巧 (MuSASHi RT ハルク・プロ)
スタートを失敗してしまい、序盤で離されない様に考えていたんですけど、それが難しくなってしまいました。でも久々に表彰台に乗る事ができたので次のレースは結果を残せる様に頑張ります。

3位 山口辰也 (TOHO Racing with MORIWAKI)
あまりセッティングが上手く行かずタイムが出せなかった。それでも安定して走る事はできました。雨だとドライより離されてしまうのでレース2までにセッティングを煮詰めて頑張りたいと思います。

 

矢田 靖也観戦塾代表

投稿者プロフィール

1991年に初サーキット、初F1で現地の雰囲気に感動し、一人でも多くの方に感動を味わって欲しいと1998年に観戦塾を開設。
今日に至る。。。

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