SUPER GT第8戦もてぎの公式予選が27日、ツインリンクもてぎで行われ、現在ランキング首位のHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)が1分48秒873でポールポジションを獲得した。
今回もノックアウト方式で行われた公式予選。GT300クラスはQ1から波乱の展開が待っていた。前回オートポリスで優勝、今回もてぎでの逆転チャンピオンに望みをつないだtriple a vantage GT3(吉本大樹/星野一樹)がピットアウト早々、コース脇にマシンを止めてしまった。午前中のフリー走行で発生したトラブルの影響が予選でも出てしまい、チャンピオンに向けてとても重要な予選でノータイムという予想外の結果で終えてしまう。
最大のライバルだった66号車がいなくなり、ポルシェ勢の独壇場の展開。Q1ではエンドレスTAISAN 911の横溝直輝が1分49秒549で、Q2はHANKOOK PORSCHEの藤井誠暢が1分49秒666でトップタイムを記録。最終のQ3もQ1同様にタイサンポルシェ横溝が1分49秒090を叩きだし、ウェイトハンデがなくなり調子が良くなったランボルギーニ勢を圧倒。これでポールポジションは確実かと思われたが、チェッカー直前まで諦めずにタイムアタックを続けたハンコックポルシェ影山正美が1分48秒873でトップを更新。今季3度目のポールポジションを獲得した。2位にはタイサンポルシェが入り、ポルシェ勢がフロントローを独占。3位にはJLOCランボルギーニ GT3がつけた。
明日の決勝レースではチャンピオン獲得がかかっているハンコックポルシェ。予選を終えた影山は「早く(レースを終えて)楽になりたいです(笑)同じポルシェがフロントローに並び、接戦のQ3になりましたが、最後はタイヤの差で勝てたと思います。」と今季も前面バックアップしてくれたハンコックタイヤに感謝のコメント。Q2でトップを出した藤井は「今回はノーウェイトなので勝ってチャンピオンを決めたいですし、速さをみせたい。」と意気込みを語った。
最大のライバルであるアストンマーティンがトラブルに見舞われた事により、明日の決勝ではチャンピオンの可能性が一番大きくなったハンコックポルシェ。ポールポジションから53周の決勝レースに挑む。
『記事:吉田 知弘』
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