現在、ドライバーズ・コンストラクターズともに2位と躍進中のフェラーリチームが16日、2013年のドライバーズラインナップを発表。今季同様にフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのコンビで来季のF1世界選手権に挑む事が決まった。
今シーズン、開幕前から不調が伝えられ、開幕戦オーストラリアでも名門チームが2台揃って予選Q2落ちという状態から始まったフェラーリ。しかし、過去何度もチャンピオンを獲得してきた経験と、エースであるフェルナンド・アロンソの巧みなレース運びで勝利を重ね、シーズン中盤では2位以下に最大で40ポイントの差をつける快進撃をみせた。
後半戦では不運なアクシデントが続き2度のリタイヤがあるなど思うようにポイントを稼げなかったアロンソ。先日行われた第16戦韓国GPでついにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にランキング首位の座を奪われてしまった。
アロンソとしては、何としても再逆転を果たし、カーナンバー1をつけて2013年シーズンを迎えたいところだ。
そして、今シーズンは不振が続き、チーム離脱が決定するのも時間の問題と言われていたマッサ。実際に後がない状況だったが第15戦日本GPで約2年ぶりの2位表彰台を獲得。レース後の記者会見でも「今夜のチームとのミーティングはいつも以上に素晴らしいものになるかもしれない」と笑顔で話していた。さらに先日の韓国GPでも僚友アロンソに迫る走りをみせ4位入賞。この土壇場での活躍が来季の残留決定に少なからず影響したかもしれない。
チームとしてもドライバーとしても来季の体制が決まり、今のチャンピオン争いに集中できる環境が揃ったフェラーリチーム。残り4戦で強敵レッドブルに挑んでいく。
『記事:吉田 知弘』
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