F1日本グランプリに続いて、もう一つの世界選手権「WEC」も日本に上陸。静岡県の富士スピードウェイで10月12〜14日の日程でシリーズ第7戦「WEC 6 Hours of Fuji」が開催。13日(土)には公式予選が行われ、7号車トヨタTS030ハイブリッド(A・ブルツ/N・ラピエール/中嶋一貴)が地元富士でポールポジションを獲得した。
13時30分から始まった公式予選は、クラスによって走行時間が分けられ、ル・マン24時間レースで優勝したアウディR18や、第5戦サンパウロ(ブラジル)で初優勝を飾ったトヨタTS030などのLMP1/LMP2クラスは14時00分からのセッションに登場。ポールポジションをかけた20分間の予選が行われた。
7号車のTS030は現在フォーミュラ・ニッポンやSUPER GTに参戦し、富士スピードウェイを知り尽くしている中嶋一貴がアタックを担当。2周目の計測ラップで1分27秒499を叩きだし、暫定トップに立つ。これにル・マンで圧倒的な強さを見せ付けたアウディ勢が挑戦するも、一貴のタイムを上回ることができずチェッカー。トヨタのお膝元である富士スピードウェイで見事ポールポジションを獲得した。
2位にはル・マン優勝メンバーである1号車アウディR18 e-トロン クワトロ(A・ロッテラー/M・ファスラー/B・トレルイエ)、3位には2号車アウディR18ウルトラ(A・マクニッシュ/T・クリステンセン)が続き、明日の決勝レースでもトヨタvsアウディの熾烈な優勝争いが注目ポイントになりそうだ。
また、フォーミュラ・ニッポンに続いてWECへのスポット参戦も決意した佐藤琢磨はLMP1クラスの15号車OAKペスカローロ・ホンダからエントリー。1分30秒912で8位につけ、ル・マン24時間レースにも出走した中野信治が乗り込む25号車オレカ03・ニッサンは1分32秒548で10位となった。
注目の決勝レースは、14日(日)11時00分にスタートが切られ、6時間に及ぶ耐久戦で争われる。
『記事:吉田 知弘』
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