F1第16戦韓国GPでは午後の公式予選を前にフリー走行3回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、昨日の2回目に続きトップタイムを記録した。
午前11時から1時間に渡って行われたフリー走行3回目。気温22℃、路面温度29℃。昨日と同様にドライコンディションでセッションが始まった。コースオープンになるとほとんどのマシンがコースインし、マシンのチェック走行、予選・決勝にむけてのマシン調整を行った。
その中で2連勝中と勢いに乗るベッテルは、この日も好調。セッション中盤もタイムアタックをする度にトップタイムを記録しフリー走行から他を圧倒。最後に予選シュミレーションのアタックに入ると、1分37秒642とタイムを大幅に更新。2位以下に対し0.527秒の大差をつけ、午後の公式予選ではポールポジション獲得の最有力候補になりそうだ。
2位には昨年の韓国GPポールシッターであるルイス・ハミルトン、3位にジェンソン・バトンとマクラーレン勢が続いた。さらに4位にキミ・ライコネン、5位ロマン・グロージャンとロータス勢も好調。チャンピオン争いで首位に立つフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はトップのベッテルから1.063秒遅れの6位タイムに終わり、前回の日本GP同様に予選・決勝では後方から追いかけなければいけない展開になりそうだ。
また前回日本GPで悲願の3位表彰台を獲得した小林可夢偉(ザウバー)は1分39秒345でトップから1.703秒遅れの15位。コース特性の関係上、鈴鹿ほど、マシン・チームのアドバンテージが少なく、やや下位の順位でフリー走行を終了。午後の公式予選ではQ3に進出できるかに注目が集まりそうだ。
韓国GPの公式予選は、この後14時00分から行われる。
『記事:吉田 知弘』
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