1年ぶりに母国に凱旋した小林可夢偉(ザウバー)。昨日はサイン会にファンミーティング、またFIA主催のプレスカンファレンスなど、多忙な1日を過ごした。
迎えた今日のフリー走行。1回目では6番手タイムを叩き出したものの、午後に行われた2回目のフリー走行ではトップから約1.5秒遅れの1分33秒983で13位という結果で初日を終えた。
前日での彼のコメントにもあったように、ここ鈴鹿はザウバーマシンにとって一番相性の良いサーキット。チームを含めて今週末には大きな自信を持っている。
今日のセッションを振り返った可夢偉は「今回、我々はいくつかのパーツをアップデートしてきて、その性能を細かく確かめる作業を重点的に行なった。ラップタイムも拮抗しているので、まだ今週末のパフォーマンスが良いとか悪いとか決め込むのは早いと思う。明日に向けてまだまだセットアップを煮詰めていって、よりマシンの状態を良くしていけると思う。」とコメント。
また1年ぶりに多くの母国ファンが見守る中での走行セッションに臨んだことについては、「1年ぶりに走る鈴鹿は、とても嬉しかった。本当に素晴らしいサーキットで、毎周走っていても飽きないし、エキサイティングになれる」と、ホームコースで走れる喜びと、スタンドからの熱いファンの声援に、またパワーをもらっていた様子だった。
明日の公式予選。多くのファンがベルギーGP(予選2位)の時のような好結果を期待するかもしれないが、その時から各チームもアップデートが進んできており、今回も僅差でのシビアな予選になるだろう。
まずはQ1突破、次にQ2、そしてQ3へと進めるような着実な走りを期待したい。
『記事:吉田 知弘』
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