フリー走行1回目を終え、鈴鹿サーキットはお昼休みの時間に突入。この日を楽しみにしていたファンの皆さんは、それぞれの「F1日本グランプリ観戦」を満喫している。
昨日のピットウォーク・サイン会では、これまでにない盛り上がりを見せたが、フリー走行1回目から各コーナーのスタンドはほぼ満席。金曜フリー走行が自由席化されて3年目になるが、朝一番のフリー走行でこんなに埋まるのは、今までなかったかもしれない。
なかには初めてF1マシンの走行シーンを観るファンも多く、その迫力とサウンドに驚いている方もいた他、一眼レフを片手にF1マシンの走行シーンを写真に収めようと頑張るファン。またお目当てのドライバーが目の前を通過すると、購入した応援グッズや手作りのグッズを使って、声援を送るファンの姿も見られた。
11時30分にセッションが終わると、ちょうど昼食の時間帯ということもあり、観戦スタンド裏のフードコートには長蛇の列ができた。この暑い日差しの中で列に並ぶというのは、通常では嫌がる方も多いかもしれないが、F1日本グランプリの場合は「並んででも手に入れる昼食」というのも、ひとつのイベントとなっているファンも多いようだ。
並びながらメニューを決める方もいれば、先ほど終わったフリー走行1回目の各ドライバーの走りについて、仲間同士で議論するファンも多く、とても和やかな雰囲気が流れていた。
GPスクエアにあるオフィシャルステージでは恒例のサポーターズコンテストの予選もスタート。パドッククラブパスをかけて、参加者たちは気合の入ったパフォーマンスを披露。ステージ前は大盛況。その横にあるグッズショップでは、昨日引退発表があったミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の鈴鹿ラストランを応援しようと、シューマッハ関連のグッズを購入していくファンが多かった。
しかし、今日の鈴鹿サーキットは快晴に恵まれている一方で、残暑を思い起こさせるような暑さにもなり始めている。サーキットで観戦されている方々は、適度に日陰などで休憩をとっていただき、こまめな水分補給を忘れずに行なっていただきたい。
コース上では、この後14時00分からフリー走行2回目が開始される。
現地観戦されている皆さんは、しばしの間“1年ぶりの鈴鹿”“初めての鈴鹿”をゆっくりと満喫していただきたい。
『記事:吉田 知弘』
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