先日のSUPER GT第7戦オートポリス。皆さんご覧になりましたでしょうか?
当初は台風17号の直撃で、レース開催も危ぶまれ、決勝日は超深い霧で決勝が無事スタートできるのか心配され・・・と色々あったオートポリス戦でしたが、GT500クラスでは最終戦を待たずにS Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が2年連続のチャンピオン決定など、シーズンのハイライトとなるレースが展開されました。
そして!今年は観戦塾取材班が初めて九州オートポリスに上陸!レース中心でしたが現地レポをお送りしてきました。今回もいつもの「ヒトコマ集」という形で、イベントレポなどレース期間中のオートポリス内の様子を振り返っていこうと思います。
まずは土曜の予選日。台風接近に伴い、朝から大雨に見舞われたオートポリス。事前に台風の予報が出ていたということもあってか、少しお客様が少ない予選日でした。
それでも、年に一度だけ九州で開催SUPER GTを楽しみにしていた熱心なファンが雨にも、寒さにも、風にも負けず!ピットウォークなどに積極的に参加されていました。もちろん生のGTカーを目の前で見られるのも年に一度。エンジンの暖機が始まると、足を止めてガレージを見入るファンの姿も非常に多かったです。
いつもより遠い九州ラウンド。さらに今回は台風直撃の心配もある中での開催でしたが、各チームのレースクイーンも土曜日から集合!さらにENEOS SUSTINA SC430のピットにはCMでもお馴染みの「エネゴリくん」も登場!チームの応援にオートポリスまで駆けつけてくれました!
予報より早く土曜日の夜に台風が通過。しかも直撃は免れたため無事に決勝日がスタート!と思いきや・・・今度は濃霧!!
朝のフリー走行も最初10分ほどは行われましたが、その後は視界不良のため11時00分からに時間変更。それでも状況は悪化する一方で、ホームストレートもご覧のとおり!これではマシンの走行は不可能ということで、結局朝のフリー走行は実質的に中止となりました。
朝早くから集まったファンも、この決定には残念そうな表情をみせていましたが、代わりに全チームのドライバーとレースクイーンが1コーナー側にあるグランドスタンド前に集合!「ドライバーアピアランス」が急きょ行われ、集まってくれたファンに挨拶をしました。
普段は決勝に向けて厳しい表情を見せるドライバーたちですが、皆さんリラックスした様子。ニッコリと談笑するドライバーが多く、和やかな決勝日午前中となりました。
その後すぐに行われたピットウォークでも、悪天候の中ドライバーたちがガレージ前に出てサインを行うなど、多くのファンと触れ合っていました。
決勝日のピットウォークでは恒例のレースクイーン撮影会もホームストレートで開催。普段はピットウォールに整列しますが、オートポリスではスタンド側のウォールでの開催。しかも他のコースと違ってロープなどのパーテーション対応はなく、撮影する際はコースの白線まで!というルール。それでも皆さんルールを守って撮影していました。
またホームストレート上にはサポートレースで開催されたGT Asiaのマシンも並べられ、フェラーリやポルシェ、アウディにフォードGTなど、世界を代表するスーパーカーを目の前に、皆さん興味津々の様子でした。
一方、グランドスタンド裏のイベント広場も大盛況!オフィシャルステージには、地元熊本県の人気キャラクターでGTでも馴染みのある「くまもん」が登場!体格の割には運動神経が意外と良いなど、、、ここでは紹介し切れないほど“持ちネタ”をたくさん持っていたので、ちょっと驚きました(笑)
そしてオフィシャルステージで一番の盛り上がりを見せたのが「東京女子流」のミニライブ!予選・決勝日ともにあいにくの雨となりましたが、元気いっぱいのパフォーマンスを披露してくれました。
こうして和やかなムードでピットウォークが行われているうちに、気がつくと霧が晴れて走行可能なコンディションに。ピットウォーク終了後、すぐに8分間フリー走行が行われ、スタート進行が始まっていきます。
霧は晴れたものの、路面はウエットコンディションのまま。しかも、この後の天気によって路面が乾いていくか?ウエットのままか?それによってスタート時のタイヤをどうするか。各チームともに最後まで頭を悩ませていました。その中でも雨に定評のあるミシュラン勢。特にS Road REITO MOLA GT-Rのグリッド上にはウエットタイヤだけで4種類を持ち込み、スタートドライバーのロニー・クインタレッリも直前までタイヤを見比べて、エンジニアと相談していました。
こちらもGT恒例のイベント「グリッドウォーク」。今回は地元の高校生による和太鼓の演奏も行われ、いよいよ年に一度のGT九州ラウンドのスタート直前はグリッドは熱気に包まれました。
安全を考慮し、セーフティカー先導でスタートした今回の決勝。ファンの期待に応えるかのようにコース各所で白熱したバトルが終始展開されました。
GT500はMOLA GT-Rが最終ラップで逆転し今季2勝目。最終戦を待たずにチャンピオンが決定しました。2人とも「予期していなかったから実感がない」と言いながらも、表彰台ではとても嬉しそう。GT300クラスはチャンピオン争いを考えると、どうしても負けられなかったtriple a vantage GT3(吉本大樹/星野一樹)が優勝。「ドヤっ!!」という表情でトロフィーを掲げていたのが印象的でした。
いかがだったでしょうか?
年に一度の九州ラウンド。今回は悪天候に見舞われてしまいましたが、それでも決勝日には2万人を超えるお客様が来場。改めてSUPER GTの人気の高さを感じさせられるレースでした。
次回はいよいよシリーズ最終戦ツインリンクもてぎ!今年、まだGT観戦に足を運んでいない皆さん!次回が(富士の特別戦がありますが・・)シリーズ最終戦になりますので、是非生でGTの迫力を味わってみてください!
『記事:吉田 知弘』
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