2日間に渡るアニバーサリーデーが開幕した鈴鹿サーキットでは、オープニングから懐かしいレーシングカーやレーシングバイクが登場。1962年のサーキットオープン当時の光景が蘇った。
まずはバイク。“2輪ロードレースの幕開け 第1回全日本選手権ロードレース”ということで、1960年代に活躍したバイクが集結。さらにスペシャルゲストで当時のロードレース世界選手権などで活躍したジム・レッドマン氏が登場。今年81歳を迎えるがトークショーでファンに挨拶した後、1963年製のRC164にまたがり、東コースを元気よく走行。4輪の前はマン島TTレースなど2輪で活躍していた高橋国光氏(現SUPER GT/RAYBRIG HSV-010監督)も4RC146で素晴らしいライディングを披露した。
その後は鈴鹿開場当時に活躍した4輪のレースカーが登場。スカイラインHT-GTR PGC10やロータスイレブン、ポルシェ904GTSなど長年レースを観てきたファンにとっては懐かしいマシンが鈴鹿サーキット東コースを駆け抜けた。
この光景をグランドスタンド前でトークショーをしながら見守っていた現役GTドライバーの本山哲は「カッコいい」と思わず言ってしまうほど、当時レースに熱中していたファンにとっては懐かしい瞬間だったようだ。
現在はS Road NDDP GT−Rの監督を務める長谷見昌弘氏や“Z使い”として知られている柳田春人氏もトークショーで登場。鈴鹿が出来た1960年代は4輪のドライビングテクニックのレベルが低く、今では当たり前のように知られている“ヒール&トゥ”を知っている人は当時いなかったね。」と、50年前の日本のモータースポーツ事情を振り返り、改めて鈴鹿サーキットとともに日本モータースポーツが成長してきた話などを披露してくれた。
この後も、ポッカ1000kmで活躍したマシンや、歴代F1カーなども続々登場する。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。