52号車メルセデスSLSのクラッシュにより、セーフティカーが導入されたポッカ1000km。65周目にレースが再開されると、鈴鹿に潜む魔物が本格的に目を覚ました。
ここまでトップ争いを繰り広げてきたDENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)が駆動系トラブルでリタイヤ。続いてトップに浮上したKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大)だったが、右リアタイヤがバーストするアクシデントに見舞われ、無念の後退。夕方になるに連れ気温が落ち始めている鈴鹿サーキットだが、路面温度は引き続き40℃を大きく超えており、これがタイヤへ大きく負担を与え。GT500・300両クラスでタイヤバーストが増えている。
相次ぐライバル勢の後退が続く中、今期未勝利の日産勢は大きなトラブルもなく快走。MOLA GT-Rが95周目にトップを奪い返し、MOTUL AUTECH GT-R、カルソニックIMPUL GT-R、D’station ADVAN GT-Rと、日産GT-R勢がトップ4を独占する展開となった。
140周を終えたところで5回目のピット作業を済ませ、クインタレッリにバトンタッチ。今季は苦しい結果が続いた分、伝統のポッカ1000kmで日産の1−2−3−4が見られるか?いよいよチェッカーフラッグまで、残り30周となっている。
『記事:吉田 知弘』
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