GT500クラス同様にノックアウト方式で行われたGT300の公式予選はQ1からtriple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹/吉田広樹)が圧倒的な速さを見せた。
Q1からライバル0.9秒の差をつけ、Q2でもトップタイムをマーク。アストンマーティンの今季初PPは確実かと思われたが、デビュー2戦目の無限CR-Z(武藤英紀/中嶋大祐)がPPの座を揺るがす。
デビュー2戦目とは思えない戦闘力でQ3に進出すると、Q3開始早々に武藤英紀が2分02秒130を叩き出し、コースレコードを更新。これには星野のアタックを見守っていた吉本も「あの速さは信じられなくて、ひっくり返りそうになった」と振り返るほど、ライバルに対して大きなプレッシャーを与えるアタックを披露した。
しかし、ここまで絶好調のアストンマーティンも負けずにタイムアタック。星野一樹が2分02秒078を記録し、わずか0.052秒上回りポールポジションを獲得した。
ところが夕方になって事態は急変。予選後の車検で66号車アストンマーティンの燃料タンクに違反があったことが判明し、予選タイム抹消。なんと繰り上がりで無限CR-Zが初のポールポジションを獲得することになった。
ハイブリッドカーとしてはシリーズ初。さらに初走行から2ヶ月も経っていないマシンのポールポジションという快挙を成し遂げた。
『記事:吉田 知弘』
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