先日のハンガリーGPが終わり、約1ヶ月の夏休み期間中となっているF1。この間を利用して帰国している日本人ドライバー小林可夢偉(ザウバー)が7日(火)、地元の兵庫県尼崎市に凱旋した。
13時20分、尼崎市役所を訪れた可夢偉は稲村和美市長を表敬訪問。10月に行われる日本グランプリでは尼崎からの応援バスツアーも計画されており「地元から大応援団が鈴鹿に向かいますので、当日は頑張ってください!」と可夢偉を激励した。
その後、尼崎市が新設した「チャレンジ!あまがさき夢大使」の委嘱式が行われた。これは各界で活躍する地元出身者を対象に、尼崎市の魅力を発信していくのが目的となっている。今回、可夢偉に加えて人気アニメ「忍たま乱太郎」の原作者である尼子騒兵衛さんが初代大使に任命された。
委嘱式が終わると、事前申込で集まった300人のファンの前でトークショーが行った可夢偉。夏休み期間中ということもあり、内容の殆どがプライベートトーク。特に開催中のロンドンオリンピックに注目しているようだ。
「日本に帰るとオリンピックをついつい観てしまいますね。卓球は浴衣でするものと思っていましたが、やっぱりオリンピックは面白いですね。ご飯を食べるのを忘れて見入ってしまいました。」
トークショーでは会場に集ったファンからの質問タイムも設けられ、ファンの目線ならではの疑問にも、可夢偉は丁寧に答えていた。
Q:「同じ条件のマシンなら何番目くらいになると思いますか?」
A:「風が変わるように、同じ状況を作るのは基本的に無理ですね。重要なのは、どんな状況にも対応して安定した走りができるドライバー。今年それが出来ているのは、やはりアロンソですね」
多くの可夢偉ファンが注目している日本グランプリまで2ヶ月。母国GPに向けて豊富も語ってくれた。
「鈴鹿は我々のマシンに合っていると思うので、昨年まではシーズン終盤で開発も止まっていましたが、ことは昨年より戦えるマシンなので楽しみにしています。」
また毎年日本グランプリで好評となっている『小林可夢偉応援席』の限定オリジナルグッズの詳細も、鈴鹿サーキットから発表され、Tシャツや応援グラッグ、特製パスケースに加え、直筆サイン入りメッセージカードが全員にプレゼントされることが発表された。
トークショー後は、300名の参加者の中から抽選で10名にオリジナルTシャツをプレゼント。その場で可夢偉がサインをするサービス。最後に参加者と集合写真の撮影に応じた可夢偉。
地元尼崎で多くのファンからパワーをもらった可夢偉。8月末から始まる後半戦に向けてエネルギーを充填する一日となったに違いない。
『記事:吉田 知弘』
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