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【FormulaNippon】第4戦富士:微妙なコンディションを制し、中嶋一貴がF・ニッポン初PP
- 2012/7/14
- Formula Nippon
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『撮影:SHIGE』
フォーミュラ・ニッポン第4戦の公式予選が静岡県の富士スピードウェイで行われた。
午前中から厚い雲に覆われて富士スピードウェイ。直前に行われたF3第5戦あたりから雨がパラつきはじめ、なんと予選開始直前にWET宣言が出され、Q1から波乱の予選が始まっていく。
セッションが始まって早々、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が最終コーナー出口で足元をすくわれスピン。マシン回収のため、赤旗が出され、約10分間中断。前回2位と絶好調だったが、これでQ1敗退を余儀なくされた。
続く予選Q2では、これまでのウエットが嘘だったかのように日差しが出始め完全なドライコンディションになる。ここでも大波乱が起き、Q1でトップタイムを記録したアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)のタイムが伸びず9位敗退。前回3位と上り調子だったロイック・デュバル(TEAM KYGNUS SUNOCO)も10位敗退と上位陣が次々と脱落。逆に平手晃平、国本雄資のProjectμ/CERUMO・INGINGの2台がQ3進出を果たした。
そしてQ3も波乱の展開からスタート。なんとスグリーンシグナル1分前を切ったところで再び雨が降り出し、すでにピットロード出口で待機していた各車はドライタイヤでコースイン。雨は次第に強くなり、一瞬にしてウエットコンディションに変わった。一番最初にコースインした中嶋一貴は、ドライタイヤでアタックを試み、1分36秒694をマーク。これ以降は雨足が強まり、誰もタイムを更新することができずチェッカーが振られ、一番雨量が少ないタイミングでアタックができた一貴がポールポジションを獲得した。
昨年からフォーミュラ・ニッポンに参戦している一貴は、参戦11戦目にして初のポールポジションを獲得。レースキャリアの中では2007年のGP2以来、5年ぶり。久しぶりのPPを手にした一貴は、マシンを降りるといつも以上に嬉しそうな表情でガッツポーズ。「今回のPPはラッキーな部分も多いのであまりはしゃぎたくはないですが、チャンピオン争いで1ポイント稼げたことと、あすのレースで一番前からスタートできることは、とても大きいです。」と語った。
2位には一貴の次にタイムアタックをした大嶋和也(Team LeMans)、3位にはポイントリーダーの塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が食い込み、チャンピオン争いをする1位塚越と2位一貴がトップ3圏内からスタートする。
また、8位だった平手晃平は、ホワイトラインカットがあったため3グリッド降格のペナルティを受け、明日は11番手からスタートとなる。
注目の決勝レースは、明日15日午後2時から55周で争われる。
『記事:吉田知弘』
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