夏のモータースポーツシーズン到来を前に、鈴鹿サーキット園内に新しいアトラクション「レーシングシアター」が7月7日(土)にオープンする。
先日、F1ドライバーの小林可夢偉(ザウバー)も来場し、実際のレースを疑似体験できるバーチャルシアター施設を見学。「子供達のモータースポーツを分かりやすく体験できる施設だ」と絶賛していた。
今回は、一般オープン間近に迫ったレーシングシアターの気になる内部の様子を、ご紹介していく。
【本格的なモータースポーツを体感できる“GPフィールド”】
今回、新しく登場するレーシングシアターは、メインゲートからGPエントランスへ向かう道を右に曲がったところにある「GPフィールド」に位置し、ちょうど観覧車「サーキットホイール」の裏側ということもあり、分かりやすい場所で初めて訪れる方も迷わずにアトラクションに向かうことが出来る。近くには3月にオープンしたばかりの「コチラレーシングカート」もあり、GPフィールドは本格的なモータースポーツが体験できるエリアに生まれ変わった。
【エントランスホールからモータースポーツの雰囲気を体験】
コースのようにカーブしている道を進んで1階のエントランスを入ると、まず出迎えてくれるのが実際に鈴鹿でのレースで活躍したバイクが展示されており、それに関連したミニチュア模型やグッズも展示されている。
そして奥の階段へ進もうとすると、目の前には1台のフォーミュラカー。この後登場するメインシアターで上映されるストーリーで主人公が乗るマシンが、訪れたファンを「モータースポーツの世界」へ導いてくれる。
2階にはゆうえんちモートピアの情報や、その日のサーキットでのレーススケジュールなどの情報が得られる「インフォメーション」があり、奥へ進むといよいよ直観的にモータースポーツを感じることができる「フィール・ザ・モータースポーツ」のエリアが登場。“ドライバー・ライダー目線のモータースポーツを体感できる”未知の空間に入っていき、そのイメージも少しずつ膨らんでいく。
【ウェイティングガレージでは、レース前の緊張感を体感!】
「フィール・ザ・モータースポーツ」を抜けると、目の前にはピットガレージが。ここがメインシアターへと繋がる唯一の入口「ウェイティングガレージ」が登場する。実際のレース前と同じように慌しくマシンを準備するメカニックの様子など、グリッドにつく前のピットガレージが忠実に再現されている。普段は絶対に立ち入る事ができないピット内を体験し、気分はスタート直前のドライバーと同じになれる。
そして、メインシアターへの入口扉の上にはスタートシグナルが設置され、これもレース同様にレッドシグナルが全て消えたら、シアターへの入場が開始される。
【メインシアターで時速300kmをバーチャル体験、気分はレーシングドライバー!】
「ウェイティングガレージ」で身も心もレーシングドライバー気分になり、いよいよメインコンテンツの「メインシアター」へ。用意されている60席全てが実際のレーシングカーと同じ“バケットシート”が採用されており、音を振動で体に伝える体感音響システムがストーリーに連動して振動するシステムを導入。前方のスクリーンは幅19mのワイドスクリーン。体感音響システムに加えエアーショットやミストなどの特殊効果も導入され、実際のレーシングドライバーが見て感じる世界が出来る限り再現されている。
これで、あなたもレーシングドライバーを気分を味わえるだろう。
【メインシアターで興味を持ったら、必要な能力を体験・知る事が出来る“ディスカバーモータースポーツ”へ】
「メインシアター」でレーシングドライバーの視点での世界を体感した後は、実際にレースで必要な能力や、より具体的な体験ができる「ディスカバーモータースポーツ」が待っている。
ペダル操作やハンドル操作の難しさを体験できるコーナーや、ドライバー・ライダーが実際にどのような環境でレースをしているのかを体感できるコーナーなど、レーシングドライバー・ライダーが普段のレースで行っていることを体験で体験できるスペースだ。
「ディスカバーモータースポーツ」を抜けて最後に登場するのは、鈴鹿サーキット50年の歴史の中で活躍してきた往年の名マシンが展示されている「レジェンドオブ鈴鹿」。鈴鹿サーキットで生まれた伝説のレースやそのエピソードを映像とともに紹介し、モータースポーツに懸ける人々の想いを感じていただけるエリアだ。
いよいよ今週末の7日(土)にオープンするレーシングシアター。これから鈴鹿サーキットは鈴鹿8耐、SUPER GTポッカ1000km、F1日本グランプリといったビックレースを控えている。特に10月のF1日本グランプリは観戦チケットにモートピアパスポート(10月4~8日の5日間有効)がついている。是非、レースセッションの合間にレーシングシアターに立ち寄って、モータースポーツの世界を疑似体験してみてはいかだだろうか。
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