【ル・マン24時間】スタートから4時間が経過、首位1号車アウディにトヨタ2台が迫る!

ルマン予選2『Photo:Toyota』
『Photo:Toyota』

日本時間の16日(土)22時にスタートしたル・マン24時間耐久レースはスタートから4時間30が経過。1号車アウディR18 e-トロン クワトロ(A・ロッテラー/M・ファスラー/B・トレルイエ)が依然トップをキープし、75周目に突入している。

スタートドライバーを務めたロッテラーが、一気に後続を引き離す展開となり、それを2号車アウディと、7・8号車のトヨタTS030ハイブリッドが追いかける。序盤から1号車のみが頭ひとつ抜け出ている一方で、2位以下は大混戦。ルーティンのピット作業があるたびに順位が入れ替わるほど僅差のレースとなっている。

しかし、スタートから3時間を過ぎたところからトヨタ勢が着実に追い上げ、1号車よりも速いラップタイムを刻み続けるようになる。そして、スタートから4時間30分を迎えたところで2位に浮上した8号車トヨタTS030が、トップ1号車アウディR18に対して3.5秒差まで迫った。このまま3位を走る7号車トヨタTS030とともにトップに踊り出るかと思われたが、7・8号車ともにルーティンのピット作業のため後退、再び1号車が単独首位となっている。

まもなく午後8時を迎える現地のル・マン サルトサーキットは、いよいよナイトセッションに突入していく。昨年同様に総合トップ争いが1周以内の間隔で繰り広げられるなど、今年も終盤まで接戦となりそうな予感だ。

しかし、このル・マン24時間レースで最もトラブルやアクシデントが起きやすいナイトセッション。場合によってはこの間にトヨタ勢が総合トップに躍り出る可能性も十分にあり、この後のナイトセッションも目が離せない。

総合トップ5途中順位(4時間経過時点)
1位:1アウディR18 e-トロン クワトロ(A・ロッテラー/M・ファスラー/B・トレルイエ)
2位:8トヨタTS030(A・デビッドソン/S・ブエミ/S・サラザン)<+1Lap>
3位:7トヨタTS030ハイブリッド(A・ブルツ/N・ラピエール/中嶋一貴)<+1Lap>
4位:3アウディR18ウルトラ(M・ジェネ/R・デュマ/L・デュバル)<+1Lap>
5位:2アウディR18e-トロン クワトロ(A・マクニッシュ/R・カペッロ/T・クリステンセン)<+1Lap>

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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