第80回ル・マン24時間耐久レースが、日本時間の16日(土)22時にスタートが切られた。
14日の予選でポールポジションを獲得した1号車アウディR18 e-トロン クワトロ(A・ロッテラー/M・ファスラー/B・トレルイエ)が、そのまま1位を死守しレースがスタート。2位の3号車アウディR18ウルトラ(M・ジェネ/R・デュマ/L・デュバル)が続いたが、4番手スタートの2号車アウディR18e-トロン クワトロ(A・マクニッシュ/R・カペッロ/T・クリステンセン)が一気に追い上げ、2位に浮上した。
昨年のル・マン覇者でもあるアウディ勢にとって、今回最大のライバルとして注目を集めているトヨタTS030ハイブリッドは、3号車アウディの前に出て、2時間を終了した時点で7号車(A・ブルツ/N・ラピエール/中嶋一貴)が3位、8号車(A・デビッドソン/S・ブエミ/S・サラザン)が4位につけている。
スタート前から分厚い雲に覆われていたサルトサーキット上空。スタート直後に雨が降り出すなど、序盤から大荒れの展開になるかと思われたが、2時間を経過した時点では太陽も顔を出し、コース全域にわたってドライコンディションとなっている。
しかし、荒聖治が乗り込む17号車のペスカローロ 童夢S102.5・ジャッドはトラブルでガレージインを余儀なくされ、大きく後退。また井原慶子が乗り込む29号車のオレカ03・ニッサンも、クラッシュを喫してしまうなど、早速“ル・マンの魔物”が各マシンに牙をむいている。
スタートから着実にリードを広げつつある、1号車アウディR18に、3・4位につけるトヨタTS030の2台が、どのようなレースを展開していくのか?この後、現地サルトサーキットは夕暮れの走行時間を迎える。
総合トップ5途中順位(2時間15分経過)
1位:1アウディR18(38Laps)
2位:2アウディR18(+1Lap)
3位:7トヨタTS030(+1Lap)
4位:8トヨタTS030(+1Lap)
5位:3アウディR18(+1Lap)
『記事:吉田 知弘』
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