14時00分から110周の決勝レースがスタートした富士スピードウェイ。当初の予報ではレース後半に一時的な雨があるが、基本的にはドライコンディションでのレースが予想されていた。
しかし、スタート10分前になって急に雨が降り出し、急きょセーフティカースタートとなった。TVやCMで活躍中の南明奈さんがグリーンフラッグを振って、SC先導の元スタート。ここでさらに雨脚が強まり、PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/リチャード・ライアン)が1周目にタイヤ交換下のを皮切りに2周目には各チームのマシンがウエットタイヤを求めて続々とピットイン。3周目にSCが解除され、本格的なスタートを迎える。
ところがほぼ全車がタイヤ交換を終えたところで再び日差しが顔を出し、各チームは再びドライタイヤを求めピットイン。早めのタイヤ交換をしたS Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は新しく履き替えたタイヤがパンクするアクシデントで後退。ポールポジションスタートのEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴)も、目まぐるしく変わる天候に翻弄され、7位まで後退している。そんな中でレースをリードしているのは富士をホームコースとするレクサス勢。28周を終了して、DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)がトップ。各車がドライタイヤに履き替える中、浅溝レインタイヤで頑張ったZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)がピット回数を少なくする戦略を敢行。レース後半になって、どのような順位になってくるか注目だ。
GT300クラスも天候変化で大混乱、その中で抜け出したのがART TASTE PORSCHE(ティム・ベルグマイスター/土屋武士/ヨルグ・ベルグマイスター)。28周を終了して2位以下に35秒の大量リードを築く快走を見せている。
【28周終了時点】
<GT500>
1位:DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)
2位:PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ロイック・デュバル)
3位:MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)
<GT300>
1位:ART TASTE PORSCHE(ティム・ベルグマイスター/土屋武士/ヨルグ・ベルグマイスター)
2位:GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸)
3位:S Road NDDP NISMO GT-R(関口雄飛/千代勝正)
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