『撮影:SHIGE』
SUPER GT第2戦FUJI GT500kmRaceのGT300クラスのスーパーラップが行われ、GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸)が2位以下に2.7秒の大差をつける速さでポールポジションを獲得した。
午後2時00分から始まったGT300クラスのスーパーラップ。2番目に出走予定だったマネパ ランボルギーニ GT3の折戸学がマシントラブルのため出走を断念する波乱があったが、各車がウエットコンディションの中で白熱したスーパーラップバトルを繰り広げた。
その中でも、圧倒的な速さを見せたのが開幕戦ウィナーのGAINER DIXCEL R8 LMS。予選Q1ではベテランの田中が2位タイムを記録。相方の平中がスーパーラップを担当した。GT500同様に比較的雨量の少ない路面で高い性能を発揮するダンロップタイヤに助けられ、それまでS Road NDDP NISMO GT-R(関口雄飛)がマークしていた1分52秒690を2.441秒も上回る1分50秒249を記録。文句なしでポールポジションを獲得した。
昨年、フェラーリ458で予選・決勝ともに何度も惜敗してきたGAINER。今回アタックを担当した平中は初のポールポジション(自身でのアタックによるPP)。予選後の記者会見で「朝のフルウエットの状態からスーパーラップまで走行していなかったので、最初は慎重にいきました。ウォームアップに出てみたら、思った以上に印象が良くて、限界まで攻める事ができました。今までスーパーラップでは良い結果を残せていなかったので、嬉しいです。」とアタックラップを振り返った。予選Q1を担当した田中は「今回、性能調整が入って、まだドライで走れていないので、正確なパフォーマンスを把握できていませんが、(GT500ともに)ダンロップタイヤが揃ってポールポジションを取れたということは大きな意味を持つと思います。マシンの力もあったけどダンロップタイヤのお陰で今回はPPを取れました。感謝しています。」とコメントした。
また2位タイムは3号車の関口がマークした1分52秒690だったが、セッション後の車検でリストリクター適用違反が見つかり、スーパーラップのタイムのみが抹消され、正式結果は9位となった。
注目の決勝レースは、明日(4日)14時00分から110周で争われる。
『記事:吉田 知弘』
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