今週末は第4戦バーレーンGPが行われる2012年のF1世界選手権。中東バーレーンのバーレーンインターナショナルサーキットが舞台となる。
ここバーレーンは、2011年2月から発生している「バーレーン騒乱」により大規模な反政府デモが活発になっており、これまで警察との衝突で死者も出ている。
これにより2011年は当初開幕戦として予定されていたバーレーンGPだったが、混乱が続き開催中止。今年になってからもデモ隊による抗議活動が続いており、ギリギリまで開催が危ぶまれた。
しかし、F1関係者と各チームは現地入りを果たし、スケジュール通りに現地時間の20日(金)に2回のフリー走行が行われた。
それでも、現地では抗議活動が続いており、バーレーンGPを利用して大規模な反政府活動が計画されているという噂もある。この影響を受けて、フォースインディアチームはフリー走行2回目の参加を取りやめ、チームクルーが夕方のうちにサーキットを後にするなど、警戒が続いている。
そのフリー走行2回目はフォースインディアを除く11チーム22台が参加。2年ぶりのバーレーンインターナショナルサーキットということもあり、各ドライバーともに精力的に周回を重ねた。
トップタイムは、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。他を圧倒する1分32秒816を記録した。先週の中国GPで悲願の初優勝を飾ったロズベルグ。この勢いで2戦連続ポールポジション、そして2連勝を狙いたいところ。2位・3位には今季は今ひとつ波に乗れないレッドブル勢が入った。王者セバスチャン・ベッテルは開幕3戦を終えて、未だポールポジションも優勝も手にできていない。まずは明日の予選で今季初ポール獲得に期待が集まる。
そして、日本の小林可夢偉(ザウバー)は1分34秒411を記録し、7位で初日のフリー走行を終えた。明日の予選では2戦連続Q3進出を目指す。
注目の公式予選は、日本時間の21日(土)20時から行われる。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。