2012年のF1第2戦マレーシアGPの公式予選が、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで行われ、開幕戦に引き続きルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2戦連続のポールポジションを獲得した。
今回もQ1、Q2ともに好タイムで最終Q3に進出したハミルトンは、1発目のアタックで1分36秒219を記録。最終的にライバル達がこのタイムを上回る事ができず、2戦連続のポールポジションが確定した。2位には激しいタイムアタック合戦を制した僚友のジェンソン・バトン(マクラーレン)が入り、こちらも2戦連続でマクラーレンチームがフロントローを独占。そして3位にはミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が入り、2010年の現役復帰後では最高の予選リザルトとなった。
一方、開幕戦ではQ1敗退と不本意な予選結果となったキミ・ライコネン(ロータス)はQ2でトップタイムを記録するなど、今回は好調。最終的に4位マーク・ウェバー(レッドブル)と同タイムの1分36秒461で予選5位となった。しかしギアボックスを交換したため決勝では5グリッド降格のペナルティが与えられる。
また、開幕戦では2位表彰台と惜敗した王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、Q3進出ドライバーの中で唯一ハードタイヤを選択、トップから0.415秒遅れの6位。決勝スタート時は上位陣の中で唯一ハードタイヤを装着することになり、レース戦略なども目が離せない。
そして、開幕戦で6位入賞と大活躍した小林可夢偉(ザウバー)は、Q2で思うようにタイムが伸ばせず17位に終わった。予選を終えた可夢偉は「悔しいけど前に進むのみ。こんな時ほど腐らずに戦うんだよ!」と、自身の公式Twitterでコメント。苦しい決勝レースになるかもしれないが、最後まで諦めないレース。そして可夢偉が得意とする決勝での大逆転レースを期待したい。
注目の決勝レースは日本時間の25日(日)17時からスタートする。開幕戦ではポールスタートながら3位に後退してしまったハミルトン。僚友であり最大のライバルであるバトンを抑えて今季初優勝となるか?それともバトンがハミルトンを抜いて開幕2連勝となるか?復帰後ベストリザルトの3位シューマッハやハードタイヤでスタート予定の6位ベッテルのレース戦略にも注目が集まる。
さらに東南アジア特有の「スコール」に見舞われやすいマレーシアのセパンサーキット。決勝レースの予報(F1公式サイト)にも雨マークがついている。開幕戦以上の波乱のレースになるかもしれない。
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