2012年のF1開幕戦オーストラリアGPの公式予選がメルボルン・アルバートパークサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分24秒922のタイムを記録、自身20回目のポールポジションを獲得した。
Q1、Q2ともに安定した速さをキープし、Q3に進んだハミルトンは1回目のタイムアタックで1分24秒922をマーク。そのタイムにライバル達が挑戦するも、最終的に誰も上回る事が出来ず、ポールポジション獲得が決まった。
開幕戦でのポールを決めたハミルトンは「もう一度勝利を手にするために、チームの皆が諦めずに、冬の間は一生懸命仕事をしてくれた。そして今日、“F1で最も美しいクルマは、最も速いんだ”ということを証明することが出来た。もちろん、明日の決勝に向けてやらなければいけないことはたくさんある。おそらくタイヤマネジメントがキーポイントになるだろう。でも、明日のレースを有利に進めることができるポジションを僕達は手にした。」とコメント。
2位にはチームメイトのジェンソン・バトンが入り、マクラーレンが2008年のハンガリーGP以来となるフロントロー(最前列)独占を決めた。
マクラーレン勢が躍進した一方で、今季もチャンピオン獲得最有力候補として注目されているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はQ3でタイムを伸ばせず6位、名門フェラーリチームは、Q2でのコースアウトが響いたアロンソが12位、マッサが16位とQ2敗退。3年ぶりのF1復帰で注目を集めているキミ・ライコネン(ロータス)は、18位とQ1で脱落。明暗の分かれる開幕戦の予選となった。
また、唯一の日本人ドライバー小林可夢偉(ザウバー)は、Q1でトップタイムを叩きだす活躍を見せたが、Q2ではトップ10に一歩届かず12位で予選を終えた。昨年も後方グリッドからレース戦略を工夫して上位争いに加わってくるレースを見せていただけに、明日の追い上げに期待したい。
昨年はライバルの王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)に負けるレースが多かったハミルトン。自身2度目のチャンピオン獲得の第一歩となる開幕戦の決勝レースで、どのような展開を見せてくれるのか。決勝は日本時間の18日(日)15時00分からスタートする。
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