あいにくの雨となった鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー、午後になって一段と雨が強まり、予定されていた中嶋悟と星野一義の夢のF1競演や、F1レジェンドデモランの車両走行が中止となってしまった。
しかし、グランドスタンドに集まってくれたファンのために、星野と中嶋がグランドスタンド下のステージに登場。昨日の直接対決のVTRを観ながら、その時の様子を振り返った。
その後、鈴鹿1000kmのデモ走行では、ポルシェ962Cや日産RC92Pなどの、往年の名マシンがデモ走行し、ファンも懐かしいマシンが走る姿を観て、感動していた。
そして、最後のF1レジェンドデモランは、雨によりマクラーレンMP4/5、ラルース、ミナルディの走行がなくなってしまったが、ジャン・アレジ氏がロータス101で再びファンの前で走行した。またフェラーリF2003GAも、ウエットタイヤを装着して田中哲也選手がドライブした。
よく、鈴鹿でのF1日本GPは雨に見舞われることが多かったが、今回は「雨の鈴鹿」での名シーンを思い出させるような、まさに“鈴鹿50周年の歴史”を振り返るようなデモ走行となった。
こうして、大盛況のうちに鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デーが終了。雨だったにも関わらず、2日目は27,000人が来場。延べ57,000人が来場した。
今回は、鈴鹿サーキット50周年ということもあり、多くのゲストや名マシンが登場。さらに来場されたファンにはうれしい特典が満載の2日間。中には「今はレースを観に来ていないけど、久しぶりに鈴鹿にやってきた」というファンも多かったようだ。
ここ数年、コース改修や施設改修が進む鈴鹿サーキット。しかし、このファン感でも変わりなくあったのは「何年経っても色あせる事のない、モータスポーツの熱気と感動」だ。
このファン感をきっかけに、今年の国内モータースポーツがいっそう盛り上がる事を期待したい。
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