鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デーも、あっという間に午後のイベントに突入。午後のセッションの一番の目玉は、往年のF1マシン4台とF1で活躍した日本人ドライバーに加え、日本でもファンの多いジャン・アレジ氏が登場してのF1レジェンドデモランが行われた。
早朝からサーキットには多くのお客様が詰め掛け、鈴鹿市内は各通りが大渋滞するほど注目を集めている今年のファン感。デモランが始まる14時には、グランドスタンドのV1、V2席ともに満員となり、1コーナー側のA席、最終コーナー側のS席。R席もF1日本GP並みに埋め尽くされるほど、多くのファンが往年のF1マシンが帰ってくるのを心待ちにした。
4人のレジェンドが鈴鹿名物のサーキットカートに乗って登場!満員に埋め尽くされたファンも総立ちになってレジェンドを出迎えた。
佐藤琢磨は「すごくお客さんが入っていて、朝から渋滞が凄いと聞いていたんですが、本当に素晴らしいです。鈴鹿サーキットが50周年を迎えられたことは、素晴らしい事ですし、こうして往年のF1マシンを走らせられることは大切な事なので、ちょっと寒いですがよい天気なので、皆さんには楽しんでいただきたいと思います。」とファンに向かって笑顔で挨拶。
中野信治も「現役当時、日本GPでたくさんの方が応援してくださってくれた時の事を思い出します。」と、多くのファンの目の前に元気よくコメント。鈴木亜久里は「琢磨と直接対決できるからね!でも、V12エンジンは今でもいいですね。今日は皆さんにも楽しんでいただいて、僕も楽しみたいと思います。」とデモ走行ながら気合十分。
最後に、このファン感のために来日してくれたジャン・アレジ氏が登場。スタンドのファンも総立ちで拍手し、F1日本GPを盛り上げたアレジ氏を歓迎した。
アレジは笑顔でファンに手を振り「鈴鹿サーキットは私にとって本当に特別な場所です。実はここ来て走るのは2001年F1日本GP、自分が引退したレース以来なのです。大好きな鈴鹿に、このような50周年記念イベントで呼んでいただける事を本当に光栄に思っております。」と、約10年ぶりに鈴鹿サーキットに戻ってこれらことを心から喜んだ。
短いトークショーの後、各マシンに乗り込んで準備が進められていく。
今回は、1990年代のF1と同じ、レッドシグナル→グリーンシグナルのグリッドスタート(フォーメーションラップ付き)方式でデモランが開始された。
アレジ、琢磨、亜久里、中野の順で当時のレースと変わらない素晴らしいスタートをみせた4台。その中でもアレジと琢磨が毎回メインストレートで本番さながらのサイドバイサイドのバトルも披露してくれ、亜久里、中野も往年の名マシンを出来る限り全開にして走行を披露してくれた。
3周のデモ走行はあっという間に終了。スタンドからは惜しみない拍手が、4台のマシン、4台のドライバーに贈られた。
この4台のマシンによる夢のデモ走行は、明日(4日)も行われる。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。