[2日目にトップタイムを出したヒュルケンベルグ(Photo:ForceIndia)]
開幕まで1ヶ月を切ったF1世界選手権。ヨーロッパでは2回目の公式合同テストが21日~24日の4日間の日程で始まった。
今回、合同テストで使用するコースは、スペインGPの舞台にもなるバルセロナ・カタロニアサーキット。中速・高速コーナーが多いレイアウトで、マシンの性能分析をするのに適しているサーキットと言える。
既に、2日目までが終了し、1日目は王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分23秒265、2日目はニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)が1分22秒608でトップタイムを記録した。
各チームともに、各種類のドライタイヤで決勝レースを想定したロングラン走行を行うなど、ヘレステスト同様にタイヤの習熟やマシンの性能確認に時間を割いている。
また、全開のヘレスでは旧型マシンを使用していたメルセデスAMGが新車「W03」を投入、ミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグが精力的にテストを行った。
しかし、ここにきて大きなトラブルに見舞われたチームもある。前回ヘレスで好調な走りを見せていロータスだ。
初日はロマン・グロージャンが担当したが、走り出してすぐにマシントラブルが発生。7周のみの走行で初日を終えた。その後、チームはシャシー(マシン本体)の構造的な部分で大きな問題があり、バルセロナでのトラブル解決は不可能と判断。2日目以降のテストスケジュールをキャンセルし、イギリスの本拠地に急遽戻った。
前回ヘレスではライコネンも初日にトップタイムを記録するなど、好調な様子だっただけに、今回のテスト欠席は開幕戦に向けて大きく影響しそうだ。
テスト後半戦となる3日目・4日目には小林可夢偉(ザウバー)も走行を予定している。
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