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【SF】2015第3戦富士:JP・デ・オリベイラが今季初V!昨年の雪辱を果たす
- 2015/7/19
- SUPER FORMULA, 富士スピードウェイ
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2015年の全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の決勝レースが19日、富士スピードウェイで開催された。今年は3連休中の開催ということと、昨日から打って変わり天気にも恵まれたため、サーキットには多くのファンが足を運びピットウォークもグリッドウォークも大盛況だった。
ポールポジションはアンドレア・カルダレッリ、2番手にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとチームインパル勢がフロントローを独占。2列目に中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)と中山雄一(KCMG)が並ぶなど、昨日の荒れた予選結果を物語るグリッドとなった。
スタートを得意としているオリベイラがきっちりホールショットをとり1コーナーへ。そこに6番手小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)、8番手の中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)がロケットスタートを決め一貴が2位、可夢偉も3位に浮上。PPmpカルダレッリが逆に出遅れてしまった。さらに1コーナーで中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)とナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELON RACING)が接触。カーティケヤンがコース脇にマシンを止めてしまい、すぐにセーフティカー導入。リタイアとなったカーティケヤンのマシンを撤去が終わり、6周目にリスタートが切られた。
直後の1コーナーでは一貴もチャンスとばかりに並びかけるが、オリベイラもしっかり読み切っておりブロック。トップを死守すると今週末は絶好調のマシンで少しずつリードを広げていく。
必死にペースを上げて追いかけようとするが、今回のオリベイラは誰も手がつけられないほど速く、差は広がっていくばかりだった。
10周目を過ぎると各チームがピット作業の準備を始める。今回はレース序盤でタイヤ交換を済ませ、クリアな状態でタイムを伸ばして順位アップを試みる陣営も少なくなかった。特に4番手を走行していたロッテラーが10周目にピットイン、なんとタイヤ無交換で給油のみというパターンを選択し、上位進出を試みる。中盤には20周を終えて可夢偉、さらに23周目には一貴がピットインを済ませる。一貴はライバルに抜かれることなく復帰するが可夢偉はロッテラーの逆転を許し4位となる。
前半スティントでは力強い走りを見せていた可夢偉だったが、後半になると一気ペースが乱れ始め、追い上げてきた国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)や平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)らに抜かれてしまい、最期は10位でチェッカーを受けることになる。
一方のオリベイラは順調に周回。ちょうど半分にあたる27周目にピットイン。タイヤ4本交換+給油の作業を14.8秒で完了。終盤までピットを引っ張った石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)の先行を許すものの、彼がピットインした41周目にトップ奪還。その後はミスもなく安定した走りで、そのまま今季初となるトップチェッカーを受けた。2位には一貴が入り欠場を挟む形となるが2戦連続で2位表彰台。3位には予選Q2落ちだった石浦がライバルと異なる戦略で順位を上げ、最終的に3位に飛び込んだ。
オリベイラにとっては昨年ここ富士でトップを快走しながらも終盤に降り始めた雨で足元をすくわれスピン。まさかのリタイアを喫してしまった。「あの経験は今回本当に役に立った。残り10周はいつ雨が降ってきても良いように心の準備をしていた」と、最後の最後まで手を緩めずにマシンをゴールまで運び、見事昨年のリベンジも果たした。
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