F1日本グランプリが来週に迫った28日、F1界にビッグニュースが飛び込んできた。現在ザウバーF1チームで活躍中のセルジオ・ペレスが2013年からマクラーレンチームへの移籍がチームから正式発表された。
2011年にデビューを果たした若いメキシコ人は、今年に入って才能を発揮。第2戦マレーシアGPでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と終盤まで優勝争いを演じ2位で初表彰台を獲得すると、第7戦カナダGPで3位。第13戦イタリアGPでも終盤までルイス・ハミルトン(マクラーレン)を猛追する快走をみせ2位表彰台を獲得。現在66ポイントでランキング9位につけている。
今回の移籍発表についてペレスは「マクラーレンのドライバーになれることに誇りを感じる。このチームはF1の長い歴史の中でも最も素晴らしいチームの一つ。特にセナがマクラーレンに乗ってチャンピオンを獲得するシーンを見て育ってきたから、その僕がマクラーレンのシートに座れるのは本当に嬉しい。この2年間、F1で走る機会を与えてくれたペーター・ザウバーとザウバーF1チームに心から感謝したい」とコメント。
なお、ジェンソン・バトンもチームに残留することが明らかになり、2013年はバトンとペレスのラインナップでシリーズチャンピオンを目指すことになる。
一方、ペレスの移籍に伴い、ルイス・ハミルトンのメルセデスAMGへの移籍も先ほど正式発表された。
ハミルトンは、まだジュニアフォーミュラで走っていた1998年にマクラーレンチームと長期契約。GP2やF1にステップアップするまえ「マクラーレンの秘蔵っ子」として育てられてきた。2007年にF1デビューしてかわもマクラーレン一筋。2008年に初のチャンピオンを獲得するが、それ以降はタイトル獲得の機会がなかった。そして今シーズン、ここまで3勝を挙げているもののトラブルやアクシデントが続き、思うように結果が残っていなかった。さらに中盤戦あたりからチームとの不仲説も流れるようになっていたが、今回正式にマクラーレンから離れることが正式に決まった。
またチームメイトもニコ・ロズベルグで決定。これによりミハエル・シューマッハがメルセデスAMGとのドライバー契約を終了することになった。
ビッグドライバー2人の移籍発表を受け、来季への動きが本格的に始まったF1。今後も各チームの来季への動きに注目が集まりそうだ。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。