SUPER GT第6戦富士の公式予選が8日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が今季初のポールポジションを獲得した。
5月の第2戦とは異なりノックアウト方式で行われ、GT500・300ともにポールポジションをかけた激しいアタック合戦が繰り広げられた。
14時00分のスタートを前に急に曇りだし、近くの御殿場市では雨も降っていたが、幸いサーキットは予選を通して降雨はなかった。
予選Q1でまず最初にピットアウトしたのがS Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)。前回鈴鹿で優勝し、今回は86kgという重いウェイトハンデにも関わらず朝の公式練習から好調。Q1でも1分33秒292でトップタイムをマークした。
続く予選Q2では、ホンダHSV勢が苦戦を強いられる。ストレートの長いコースで知られる富士スピードウェイでは、どうしても日産・レクサス勢に遅れを取る。Q1でもウイダーHSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム)を中心に3台がノックアウト。唯一生き残ったKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大)も8位でQ3進出を逃してしまう。
ホンダ勢の全滅により、日産GT-RとレクサスSC430の一騎打ちとなった最終Q3。ここで抜群の速さをみせたのがインパルGT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。1分32秒990をマークし、今季初のポールポジションを獲得。2位MOLA GT-Rが入り、結局日産勢がフロントローを独占した。
3位には、前回鈴鹿1000kmの終盤に素晴らしい追い上げをみせたKeePer Kraft SC430(国本雄資/アンドレア・カルダレッリ)が入り、以下6位までがレクサスSC430勢という結果になった。
序盤戦は勝利がなく、厳しいレースが続いていたGT-R勢が完全に息を吹き返し、明日の決勝は3メーカーによる激戦が展開されるだろう。
注目の決勝レースは9日(日)の14時00分から66周で争われる。
『記事:吉田 知弘』
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