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【SUPER GT】GT300王者GSRが体制発表、片岡龍也が加入し、BMW Z4で2台体制!

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2月12日、GT300王者のグッドスマイルレーシングが2012年のSUPER GT参戦体制発表会を行った。

この日、幕張メッセで開催されたガレージキットの祭典「2012ワンダーフェスティバル」のグッドスマイルカンパニーブースで12時40分から体制発表会が行われ、多くのGSRファン、初音ミクファンが集まった他、体制発表の様子はニコニコ動画で生中継されインターネットを通して多くのファンが今季の体制発表を見守った。

今季もエントラント名は「GSR&Studie with TeamUKYO」で、チーム総監督は大橋逸夫氏、スポーティングディレクターは昨年に引き続き片山右京氏が担当する。注目のドライバーズラインナップは以下の通りだ。

■No.0:GSR初音ミクBMW
チーム監督:大橋逸夫
ドライバー:谷口信輝/片岡龍也

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■No.4:GSR Project Mirai BMW
チーム監督:片山右京
ドライバー:番場琢/佐々木雅弘

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GT300のチャンピオンナンバーであるNo.0には、昨年の優勝請負人である谷口信輝に加え、昨年はGT500のNo.19WedsSports ADVAN SC430で活躍した片岡龍也がチームに新加入。スーパー耐久では2008年にコンビを組んだこともある2人。片岡も2009年にGT300でチャンピオンを獲得しているなど、2年連続GT300チャンピオン獲得に向けて最強の布陣で挑む。そして2台目となるNo.4には昨年谷口とともにチャンピオンを獲得した番場琢と2010年の初音ミク号をドライブした佐々木雅弘が2年ぶりにチームに復帰。仲の良い2人で0号車に負けない走りを期待したい。

谷口信輝
「レースは勝てるかどうかはやってみないと分からない部分もありますが、とにかく僕の中ではいかにオフシーズンの中でいかに勝てるパッケージを作っていくかという部分が大事な事だと思っています。昨年も素晴らしい相方(番場選手)だったのですが、今年はさらに強力な助っ人をチームが用意してくれたので、今季のチーム体制は全く申し分ありません。あとは今シーズンを全力で戦っていくだけです。」

片岡龍也
「昨年はGT500に参戦していたということもあり、今季のことについては悩みました。しかし、チャンピオンが獲れるチーム・環境で確実に走れるチームだと思い、谷口選手とともにGT300参戦を決意しました。今季のチーム体制については全く不安を持っておりません。」

番場琢
「昨年は谷口選手から色んなことを教わりました。走りだけではなく精神面でも凄く勉強になりました。佐々木選手と組んだ最後のレース(2010年最終戦もてぎ)では、悔しい結果に終わってしまったので、その鬱憤を晴らすためにも、今年は熱いレースをして、皆さんに感動を与えられればと思っています。」

佐々木雅弘
「まずは、このチームに復活できて嬉しいです。チャンピオンチームとチャンピオンドライバーとともに頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!」

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マシンは昨年に引き続き、BMW Z4。0号車は2012Verの新車で4号車は昨年のチャンピオンカーを2012Verにアップデートして参戦するとの事。会場には0号車、4号車の2012年カラーリングが施されたマシンが展示され、多くの来場者が足を止めて写真撮影を行っていた。(4号車は現在ドイツでアップグレードのメンテナンス中のため、デモカーが展示されていた)
メンテナンスは昨年同様でRSファインが2台ともサポートをし、タイヤはヨコハマタイヤとなる。

会場でお披露目された0号車はキャラクターの初音ミクのデザインも一新され、カラーリングも若干変更。4号車はSEGAのニンテンドーDS3ソフト「初音ミク and Futures Stars Project mirai」とコラボし、可愛らしいデザインでオレンジベースのカラーリングとなっている。

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また、今季も個人スポンサーの募集を開始。昨年は16,056人ものファンがGSRを強力にサポート、チャンピオン獲得の原動力となった。今季から2台体制となるにあたり、グッドスマイルカンパニーの安藝社長は「特に個人スポンサーの人数に対して目標は持っていませが、年々多くの方にサポートしていただいているので、昨年(16,056人)を超えられればと思います。こうしてファンの皆様のサポートでGT300に2台体制で参戦できる事が、面白いし素晴らしい事です」とコメントした。

グッドスマイルレーシング「個人スポンサー」詳細ページ
http://supergt.goodsmileracing.com/

今季もファンの力、応援を原動力にGT300に挑戦するグッドスマイルレーシング。狙うはGT300史上初となるシリーズ戦連覇だが、参戦発表会に集まったメディアの注目度、そしてそれを対応する厳重でシステマチックなチーム側の動きを見ていると、単なる“痛車チーム”というよりも、“国内を代表するレーシングチーム”という印象を受けた。今季はいったいシリーズ戦で何勝するのか?非常に楽しみだ。

『写真・記事:吉田 知弘』

【WEC】セバスチャン・ブエミ、石浦宏明、アンソニー・デビッドソンがトヨタでル・マンに挑戦

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[Photo:TOYOTA MOTOR CORPORATION]

すでに今季から始まるFIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を表明し、参戦車両となるTS030 HYBRIDを発表しているトヨタが、ル・マン24時間耐久レースにのみ参戦する2台目のマシンのドライバーズラインナップを発表した。

注目のドライバーは、BAR Hondaやスーパーアグリで活躍した元F1ドライバーのアンソニー・デビッドソン、昨年までF1のスクーデリア・トロ・ロッソでフル参戦、今季からレッドブルのリザーブドライバーとなるセバスチャン・ブエミ、そして昨年はSUPER GTやフォーミュラニッポンで活躍した石浦宏明が選ばれた。

今季はトロ・ロッソからの離脱によりF1レギュラー参戦の機会を失ったブエミだが、ル・マン24時間の舞台でどのような活躍をするのかに注目が集まる。デビッドソンはル・マン24時間参戦経験もあり、特に昨年は4位入賞。この他にもセブリング12時間耐久レースやスパ・フランコルシャン6時間耐久レースでの参戦実績もあり、トヨタチームとしても、この経験が追い風となるだろう。

そして、日本代表として2台目のマシンに抜擢された石浦。昨年はSUPER GTでシーズン中3回のポールポジションを獲得するなど、国内で注目を集め、実力を認められたドライバーの一人。いよいよ“ル・マン24時間耐久レース”という世界の舞台で、どんな走りを見せてくれるのか、期待したい。


木下チーム代表と各ドライバーコメント(以下、リリースより)

木下美明 チーム代表
「チーム2台目のTS030 HYBRIDは、エキサイティングなドライバーラインナップとなった。アンソニー・デビッドソン、石浦宏明、セバスチャン・ブエミの3名は才能と知性を併せ持ち、既にモータースポーツの世界で好結果を重ねてきている。彼らがトヨタ・レーシングに大きく貢献してくれることを確信している。我々は、ドライバーを速さや安定性だけでなく、チームの一員としての能力も考慮して選んだ。この3名は我々のプロジェクトに好適なドライバーであり、彼らをチームに迎えられて本当に嬉しい。レギュラードライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名と共に、トヨタ・レーシングがル・マン24時間レースで活躍できる強いチームにしてくれるメンバーだと信じている。」

アンソニー・デビッドソン
「トヨタ・レーシングの一員となって、今年のル・マン24時間レースに再び参戦することになり、本当に嬉しい。ル・マン24時間レースを戦うことは常に大変エキサイティングなことだが、トヨタ・レーシングのようなチームに加わって、ハイブリッド・レーシングカーで出場するということで更に特別な思いだ。TS030 HYBRIDとその技術についてはこれまで色々なことを耳にしてきたが、私のキャリアで初めてとなるハイブリッドカーを実際にドライブするのを楽しみにしている。今年はチームにとって学習の年だということはわかっているが、トヨタ・レーシングは高いポテンシャルを秘めており、今年のル・マン24時間レースでもそれを示せればと思っている。 」

石浦宏明
「私のレース人生における目標の一つである、ル・マン24時間レースに挑戦できるというのは非常に大きなチャンスだ。私はここ数年間、耐久レースで多くの経験を積んできており、このカテゴリーでの戦い方は得意としているが、ル・マン24時間レースのスケールやスピードはさらに上のレベルだろう。TS030 HYBRIDについてはロールアウトの際に既に体験済みであり、事実、一番最初にドライブしたのは私だ。外見からの好印象だけでなく、可能性の高さも感じられ、開発に貢献できるのを待ち望んでいる。何よりも、ル・マン24時間レースに参加できることが楽しみで仕方なく、待ちきれない。 」

セバスチャン・ブエミ
「トヨタ・レーシングのドライバーとして、モータースポーツにおける世界最大のイベントの一つであるル・マン24時間レースに参戦できることを誇らしく思う。特に、トヨタのドライバーとしてル・マンに参加するというのは私にとって特別なことだ。40年以上前から私の祖父はトヨタのディーラーを経営しており、私は基本的にトヨタというブランドと共に育ってきた。また、将来を見据えた先進技術に注力しているトヨタのハイブリッドカーをドライブ出来るということにも興奮している。私はこれまでに初代と第2世代のプリウスでハイブリッドカーを運転したことがあるが、TS030 HYBRIDは更に進化しており、レースを戦うのを心待ちにしている。LMP1車両はハイレベルなレーシングカーだし、プロフェッショナルな環境でのレースは私にとって非常に有意義な経験となるだろう。 」

【F1】ヘレス合同テスト(3日目):ロズベルグがトップタイム!ビアンキは痛恨のクラッシュ

スペイン・ヘレスサーキットで行われているF1ヘレス合同テストも3日目に突入。この日も朝からHRT。マルシャ(旧ヴァージン)を除く10チームが朝から精力的に周回を重ね、シーズンに向けてのデータ収集を行った。

この日のトップタイムはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。2011年スペックのマシンだが、他チームを圧倒する速さをみせ、昨日のシューマッハが記録した1分18秒561を約1秒更新する1分17秒613を記録した。

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
「今日のテスト結果は本当に嬉しいよ。ピレリタイヤについて多くのことを学ぶ事が出来たし、新車のために向けた準備もできた。他のチームとラップタイムで比較するのは難しい状況に歩けども、2011年スペックのマシンで色々収穫があった。次のバルセロナテストで“新しいシルバーアロー”でテストが出来るのが、凄く楽しみだよ。」

2位はロマン・グロージャン(ロータス)が1分18秒419を記録。初日のライコネン同様に2012年モデルのマシンではトップタイム。新車の走り出しからロータスE20の好調ぶりが伺える。

また、3日目には2011王者のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)や、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)など、今季の主役候補がテストに登場。3人の中での最速はベッテルで1分19秒297で全体では3位タイムだった。

一方、初日に2位タイム、2日目に4位タイムと好結果を出していたフォースインディアチームだが、リザーブドライバーのジュール・ビアンキが午前中のセッションでクラッシュを喫してしまい、この日は2周のみの走行で終了。タイム計測ができずに終わってしまった。

明日10日はヘレス合同テスト最終日。引き続き、ベッテルやアロンソがテストを担当する他、小林可夢偉も登場予定だ。

ヘレステスト3日目

『記事:吉田 知弘』

【F1】ヘレス合同テスト(2日目):ミハエル・シューマッハが132周を走破しトップタイム

初日に続き、晴天に恵まれたスペイン・ヘレスサーキットでは、F1のヘレス合同テスト2日目が行われ、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が決勝2レース分に迫る距離となる132周を走破、1分18秒561のベストタイムでテスト2日目のトップタイムを記録した。

メルセデスAMGは、まだ新車を投入しておらず、2011年スペックのマシンで参加をしており、この日もマシンの性能面というよりかは「新しくなったピレリタイヤのチェック」に時間を費やした。

ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)
「今日はたくさんの周回を重ね、新しいピレリタイヤについても学ぶ事が出来た。ロングランとショートランでどのようなパフォーマンスが発揮されるのかなどもチェックできたし、新シーズンに向けて、あらゆるインフォメーションを得る事ができて、とても有意義な一日だった。2012年マシンを次回のテストからドライブできるのが、今から楽しみだよ」

2位はマーク・ウェバー(レッドブル)が1分19秒184を記録。チャンピオンチームも好調ぶりをアピールした。3位にはフォースインディアのリザーブドライバーとなった若手のジュール・ビアンキがつけた。
一方、初日でトップタイムを記録したキミ・ライコネンは5位(1分20秒239)、ザウバーチームは可夢偉に変わりペレスが2日目を担当。9位(1分20秒688)タイムとなった。

明日の3日目には、多くのチームが担当ドライバーを変更。いよいよ2011年王者のセバスチャン・ベッテルが登場する。

ヘレステスト2日目

★★号外トピックス:小林可夢偉がオフィシャルTwitterをスタート!★★
このヘレステストから、日本人ドライバーの小林可夢偉がwitterをスタート。すでに世界中の可夢偉ファンがフォローを始めており、フォロワーはすでに1万人を超えている。またFacebookページも同時開設し、公開中だ。

Twitter、Facebookを利用している可夢偉ファンは、要チェックだ。

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小林可夢偉オフィシャルTwitter
アカウント:@kamui_kobayashi

小林可夢偉オフィシャルFacebookページ
https://www.facebook.com/pages/Kamui-Kobayashi-Official/213555505407226?sk=wall

『記事:吉田 知弘』

【鈴鹿50周年ファン感謝デー】ジャン・アレジと佐藤琢磨のファン感来場が決定!

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[左:ジャン・アレジ、右:佐藤琢磨(写真:鈴鹿サーキット)]

3月3・4日の鈴鹿50周年ファン感謝デーまで1ヶ月を切った8日、同イベントに元F1ドライバーのジャン・アレジ氏と、現在も米インディカーシリーズで活躍中の佐藤琢磨選手の来場が決定したことを、鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドが発表した。

ジャン・アレジ氏は1989年にF1デビュー。1991年~1995年にはフェラーリにも在籍するなど上位争いに常に食い込むアグレッシブな走りを見せ、1995年カナダGPで初優勝を獲得。F1での優勝は、その1勝のみとなったが、常に上位を目指すアグレッシブな走りをみせ、日本にもファンが多かった。また、F1での現役最後レースが、ここ鈴鹿(2001年日本GP)で、当時は金曜フリー走行でトップタイムを出すなど、最後まで日本のファンの前で“アレジらしさ”を魅せてくれたドライバーだった。

今回の鈴鹿ファン感来場にあたり、アレジ氏からメッセージが届いている。

【ジャンアレジ氏からのメッセージ】
(鈴鹿サーキット リリースより)

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[1992年フェラーリ時代のジャン・アレジ(写真:鈴鹿サーキット)]

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皆様へ

私のキャリアの中で、鈴鹿に来ることは、温かいホームパーティーに行くのと同じような
感覚でした。いつも熱烈な歓迎を受け、サポートしてくれる雰囲気を楽しんでおりました。
技術的に言えば、鈴鹿サーキットはドライバーの腕と、マシンを試すのに重要な場所
でした。そして、幾度もチャンピオンシップ争いの明暗を分ける場でもありました。

鈴鹿は二つの理由で私を象徴する場でもあります。
・ 鈴鹿に来ることは、私の第二の故郷に来ることを意味しています。
・ 鈴鹿は、自分のF1ドライバーとして最後のレースを走った場所です。私は、レース後
に鈴鹿のファンの皆様が温かく接してくれたことを一生忘れません。私の人生で、とても
感動的な瞬間の一つでした。
様々な理由から、鈴鹿サーキットの50周年を心よりお祝い申し上げます。50周年はとても
大きな節目だと思いますが、これからも続く長い歴史の一部だと思っております。
おめでとうございます。

ジャン・アレジ
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彼がF1を引退して10年以上が経過し、当時はF1を観に鈴鹿に来ていたけど、今は鈴鹿に行かなくなったというファンも少なくないかもしれない。3月3・4日は“あの頃、熱い走りでファンを魅了していた”ジャン・アレジ氏に再会するために、是非に往年のファンの皆様も鈴鹿サーキットに足を運んでいただきたい。きっとアレジ氏も、心待ちにしているはずだ。

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[2011INDY JAPANでの佐藤琢磨(写真:鈴鹿サーキット)]

また、アレジ氏と同時に、佐藤琢磨も鈴鹿ファン感への来場が決定。前日行われた「2012Hondaモータースポーツ活動計画発表会」で、今季もインディカーシリーズにフル参戦すると共に、フォーミュラニッポンへのスポット参戦が決定している事も発表された。今季のインディはカレンダーからINDY JAPANがなくなり、彼にとって母国GPがなくなるシーズンとなってしまったが、今年はフォーミュラニッポンという形で彼の走りを国内で観ることができる。

3年目のインディ挑戦となる今年は、チームをレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍。新たな挑戦となる琢磨を応援しに、是非鈴鹿サーキットに会いに来ていただきたい。

『記事:吉田 知弘』