最終日を迎えた東京オートサロン2012は大盛況のうちに閉幕。3日間トータルで述べ255,709人が来場し、東京オートサロン史上最高の動員数となった。
この日も、各ブースや屋外会場で様々なイベントが行われ、早朝から多く来場者で会場が埋め尽くされた。
トヨタ、ホンダ、日産、スバルなどの主要メーカーのブースでは今日もドライバートークショーが行われたほか、実際にレース時のピットが再現されている日産ブースと無限ブースでは、それぞれGTマシンとFNマシンを使用して本番さながらのタイヤ交換のデモンストレーションを披露。間近で本物のタイヤ交換作業が見られるとあって、多くのギャラリーで盛り上がっていた。
屋外会場では昨日に引き続き、レーシングカーのデモ走行やD1グランプリのキックオフイベントが開催された。
D1のキックオフイベントでは、今年もお台場の特設会場でD1グランプリが開催されることが発表。日程は4月14・15日となる。さらに今回はトヨタから発表されたばかりの「86」のD1車両が完成。UP GARAGEカラーで2011シーズンに参戦していたAE86との同じカラーリングで登場し“新旧ハチロク”による夢のツインドリフトが実現した。
また、イベントメインステージでは「東京国際カスタムカーコンテスト2012」の表彰式が行われ、各部門の最優秀賞が発表された。
■コンセプトカー部門
Greddy 35RX Concept(TRUST)
■チューニングカー部門
雨宮 NA Super-7(RE雨宮)
■セダン部門
SLインプレッサ(尾林ファクトリー/エリア043・2STOP/カーサービスHIRO)
■ミニバン/ワゴン部門
Beli ALPHARD(ACC inc)
■SUV部門
HUMMER(UNIVERSALAIR SUSPENSION)
■Kカー/コンパクトカー部門
和道スペシャル コペン(アールプライド㈱(和道))
■インポートカー部門
Premier4509Limited Mercedes-Benz SLR Mclaren(VeliSide/Premier4509 International)
■ECOカー部門
LEAF NISMO CONCEPT(日産自動車株式会社)
[左:Greddy 35RX Concept(TRUST)、右:雨宮 NA Super-7(RE雨宮)]
また午後からはavex special stageが開催され、MOVEや鈴木亜美のスペシャルライブで盛り上がった。
そして、閉館が迫った16時30分ごろからは、各ブースでグランドフィナーレが行われ、この3日間を盛り上げたコンパニオンやスタッフが登場し、ファンに挨拶。名残惜しい気持ちを残したまま、17時に閉館を迎えた。
最終日のみで、112,605人が来場。前述にもあるとおり、2004年の252,042人を上回る255,709人が来場。モータースポーツから一般の市販車、そして様々な分野のカスタムカー、カスタムパーツのメーカーが出展し、それぞれの分野での“クルマ好き”が一同に会した。改めて、日本にはたくさん自動車に対して興味を持ち、“クルマの楽しさ”を知っている人が多いということに気付かされた3日間だった。
モータースポーツを含め、クルマ業界が逆境に立たされている昨今だが、昨年12月に開催された東京モーターショー2011と同様に、予想を上回る大盛況に終わった東京オートサロン2012。その分、今年のモータースポーツやクルマに対する盛り上がりを期待したい。
『記事:吉田 知弘』