一般公開が間近に迫った東京モーターショー2011。今回も会場内の展示車両や見どころを紹介していく。

一般公開ガイド（１）「東１・２・３ホール」
http://www.kansenzyuku.com/circuitdiary/diary.cgi?no=506

第2弾は、前回紹介した「東１・２・３ホール」の向かい側にある「東４・５・６ホール」を紹介していく。

【東４・５・６ホール】
こちらのホールはホンダ、アウディ、ポルシェのブースが大きく展開されている他、ヤマハやカワサキなどの2輪メーカーも出展しており、多種多彩の出展ブースが集まっているホールとなっている。

まずは一番大きなブースを構えているホンダブース、4輪と2輪の合同ブースとなっており、自動車の隣にバイクが展示されているという、今までの東京モーターショーでは見られなかった光景に新鮮さを感じる方も多いかもしれない。

ホンダといえば、今季は2輪の世界選手権「MotoGP」でコンストラクターズ（製造者部門）、ライダーズ、チームの3冠を獲得。中央にはケーシー・ストーナーのバイクのバイクを始め、新開発のバイクが多数展示されいる。そのすぐ隣には4輪のコンセプトカーや新型車があり、今回初めて公開された次世代EVスポーツモデルの「EV-STER」などのコンセプトカーから、2012年夏より販売開始予定のフィットEVも展示。こちらも「EVカー」を中心の展示となっている。また軽自動車にも力を入れており、新型軽乗用車「N BOX」も見ることが出来る。

ホンダの隣にはスズキのブースが設けられており、こちらも2輪・4輪合同ブースとなっている。まず目を引くのは新しくなったスイフトスポーツ。前作と比べても室内が広くなり、内装の細かい部分にも気を配っているモデル。写真の黄色いモデルとは別に乗り込み可能のスイフトスポーツも展示されているため、是非車内に乗り込んでスイフトの魅力を感じていただきたい。

また海外メーカーの展示ブースも多く、アウディブースではR8 GTのロードスターモデルやA1スポーツバックなど新型モデルまで多数展示。ポルシェやフォルクスワーゲンなども自慢のラインナップを展示。実際に見るだけでなく、乗り込むことも可能だ。

★★2輪ブースも注目！★★
今までの東京モーターショーでは、4輪と2輪が全く別々の展示場になっていたが、今回は同じ展示ホールに4輪と2輪のブースがある。そのため自動車メーカーのブースの隣にヤマハや川崎などの2輪メーカーブースがある他、前述でも紹介したホンダとスズキは2輪・4輪合同となっている。

これまでは、「自分は4輪にしか興味がないから2輪ブースは行かない」「2輪目当てで来たから、4輪ブースは簡単に見るだけ」という方も多かったと思うが、今回はお互いの良さがアピールされているブースが同じ空間に存在しているため、普段は興味が浅い分野のブースにも、自然と入っていって見たり体験できるような会場になっているのが、今年の大きな特徴だ。

特に普段は4輪ブースしか見ないという方は、是非ヤマハや川崎のブースにも立ち寄ってみていただきたい。4輪にはない“魅力”に出会えるはずだ。

次回の第3弾では、トヨタ・レクサスのブースが大きく展開されている西展示場をご紹介する。

『記事：吉田 知弘』