いよいよ公開が始まった「東京モーターショー2011」。一般公開は12月3日(土)からだが、すでに前売りチケットを購入して見に行こうと決めている方もいれば、まだ検討中の方も多いかもしれない。
特に今回はモータースポーツだけではなく、4輪・2輪、商用車やコンセプトカーなど自動車全般を対象にした「モーターショー」お目当てのクルマ以外にも多くのコンセプトカーなどが展示されている。
そこで観戦塾では、今回から数回に分けて「東京モーターショー」の館内を“モータースポーツ関連車”を中心に、ご紹介して行こうと思う。
【今回は東西2つの展示場を使用】
今回の会場となるビックサイトは東展示場と西展示場という大きな展示場を2つ使ってモーターショーが開催されている。中央入口から入って左が東展示場、右が西展示場となっている。
【東1・2・3ホール】
まずは東展示場から紹介。中央ゲートから向かうと左右に展示スペースが別れているが、その右側が東1・2・3ホール。ここにはスバル、日産、マツダの国内メーカーに加えドイツのメルセデス・ベンツ/マイバッハ/スマート/AMGの合同スペース、フランスのルノーも展示スペースを構えている。この他に日野、三菱ふそう、ヒュンダイなど大型トラックやバスなどの展示が行われている。
日産ブースでは、EVモデルの展示がメイン。市販の電気自動車「リーフ」の展示はもちろん、その充電スタンド(デモ用)も設置され、どのようにバッテリー充電を行うのかを実際に見ることが出来る。また今年話題にもなっている電動レーシングカー「リーフRC」も展示されており、まだ見たことがないファンは必見だ。
その隣、スバルブースの目玉は、やはりBZR。トヨタとの共同開発で生まれた新型小型FRスポーツカーで、先日から話題となっているBRZの兄弟車となる。今回は市販用のBRZに加え、来季SUPER GT(GT300)への参戦を目指して開発が始まっているSUPER GT仕様のBRZも登場。モータースポーツファン、特にSUPER GTファンにとっては気になるブースになるだろう。BRZ以外にも4代目となる新型インプレッサなど、見どころ満載だ。
また、マツダブースは現在テレビCMでも耳にした事があるであろう新世代技術「SKY ACTIV TECHNOLOGY」を中心に紹介したブースがメインになっている他、メルセデスベンツのブースではF1のセーフティーカーとして活躍しているSLSのロードスターバージョンが展示されており、この東1・2・3ホールだけでも見どころはいっぱいだ。
★★トラック・バスのブースも注目!★★
この東1・2・3ホールでは日野や三菱ふそうなどブースも展開されており、トラックやバスのコンセプトカーも展示されている。最近では各メーカーとも一般乗用車にハイブリッドカーやEVカーの製作に力を入れているが、その技術はトラック・バスにも浸透し始めており、今回も多数のハイブリッド仕様バスなどが展示されている。特にバスなどは実際に車内にも乗り込めるようになっているので、そちらも是非体験してほしい。
次回は、ホンダやアウディなどがブースを構える東4・5・6ホールを紹介する。
『記事:吉田 知弘』