国内外の有名自動車メーカーが新型車、コンセプトカーを出展する東京モーターショー2011が開幕。12月3日からの一般公開に先立ち、11月30日はプレスデーとして報道関係者のみに先行公開された。
今まで幕張メッセ(千葉県)で開催されてきた東京モーターショーだが、今年は東京・お台場にある「東京ビックサイト」が会場となり、都内からも来場しやすい場所でもモーターショー開催で注目を
集めている。
早朝から各メーカーのプレスブリーフィングが行われ、日本のみならず世界各国の報道関係者がビックサイトを訪れ、会場内は埋め尽くされている。
今回、注目を集めている新型車はなんといってもトヨタの新型小型FRスポーツ「86(ハチロク)」だ。先日富士スピードウェイで開催されたTGRFのイベント内で初めてお披露目された86。今回は改めて
世界のメディアに向けてお披露目が行われ、西2ホールに設けられたトヨタブースにはブリーフィング前から多くの報道陣で埋め尽くされた。
プレスブリーフィングに登場したトヨタの豊田章男社長は「今、若い人を中心に“クルマには興味がない”とか“もっと他のものに関心がある”とか言われており、自動車メーカーとしては悔しい思いです。だからこそ、<FUN TO DRIVE AGAIN(もう一度、クルマの運転する事の楽しさを感じてほしい)>と、たくさんの人にそう感じてもらえるようなクルマを創る。私達トヨタの決意表明です。」と、クルマの楽しさをトヨタから発信していくことを伝えた。
この「86」は、スバルとトヨタの共同開発で生まれた新型スポーツカー。その実質的な“兄弟車”となるスバルの新型スポーツカー「BRZ」も、同メーカーのブースでお披露目された。
このBRZは、来季のSUPER GT(GT300クラス)の参戦車両の製作が始まっており、早速開発段階のBRZ(GT300仕様)も展示されており、多くの報道陣も興味深々に見つめていた。
この他にも、日産ブースで電動レーシングカーであるリーフRC、ホンダブースでは今季チャンピオンを獲得したMotoGPのバイクなどが展示されており、BMWやメルセデスベンツ、アウディやポルシェなど有名海外メーカーも魅力的なクルマを多数展示している。
この東京モーターショーは12月3日(土)~12月11日(日)まで一般公開され、入場券は前売りで一般1,300円(高校生400円)当日券は一般1,500円(高校生500円)で観覧できる。
『記事:吉田 知弘』