今季のコンストラクターズランキングを5位で終えたロータス・ルノーGPは29日、キミ・ライコネンが2012年からF1に同チームから復帰する事を正式に発表した。
フィンランド出身のライコネンは2007年のワールドチャンピオン(当時フェラーリ)ドライバー。日本にも彼の熱狂的なファンが多い事で有名だったが、2009年を持ってF1を離れ2010・2011年はWRC(世界ラリー選手権)に挑戦をしていた。
しかし、F1復帰に関して強い関心を示しており、ルノー以外のチームとの交渉に関する噂も流れていた中での正式決定となった。
ルノーとは2年契約との事。今回のF1復帰についてライコネンは「F1復帰の機会を与えてくれたロータス・ルノーGPに感謝したい。WRCへの参戦は僕自身にとって有意義な事だったが、F1にもう一度挑戦したい気持ちが強くなっていたことも確かだった。今は、このチームのグリッドポジションを前に進めていく重要な役割を就けることを楽しみにしている。」とコメント。
これにより、来季のF1はライコネンを含め6人のワールドチャンピオン経験者が参戦する予定となり、今年以上に見どころの多いシーズンになりそうだ。
『記事:吉田 知弘』