金曜日の大雨から一転、JAFGP最終日を迎えた富士スピードウェイは、晴天に恵まれレース日和の日曜日を迎えている。
午後から行われる各決勝レースに先立ち、メインストレートにはSUPER GTとフォーミュラニッポンのマシンが勢ぞろい。オープニングセレモニーが盛大に行われた。
グリッドに整列した各マシンは、緊迫したシリーズ戦とは異なるレース、さらに今季最後のレースということもあり、グリッドに付いたマシンをバックに笑顔で記念撮影。チームスタッフもドライバーも、リラックスした表情で「今日のレースをファンと楽しもう」という雰囲気に包まれていた。
セレモニーでは、大会役員や来賓が整列し、多くのファンで埋め尽くされたグランドスタンドのファンに向けて挨拶をした。
その後、専用チケットを購入したファンが入場できる「オールグリッドウォーク」がスタート。いつもはグリッド上に並んでいるマシンの近くに行く機会など絶対にないため、入場したファンはお目当てのマシン・ドライバー、レースクイーンのもとで急いで移動したり、逆にスタート前はナーバスな表情を見せているドライバー達も、今回は気さくに記念撮影やサインに応じ、レース前とは思えない和やかなムードに包まれていた。
グリッドウォーク終了後、ドライバーたちは各マシンに乗り込み、朝から駆けつけてくれたファンに向けて、コースを1周ゆっくりとパレードランを行い、ファンの声援に応えた。
こうして、お祭りムードの富士スピードウェイ。いよいよ、この後12時から始まるフォーミュラニッポン決勝から、今季最後にして最も激しいガチンコ勝負のスプリントバトルが始まる。
『記事:吉田 知弘』