今年もJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでは、ドライバーを出身地別に分けた東西対抗戦が開催されている。
通常はチーム・ドライバーの勝負がメインとなるモータースポーツだが、そこに「ファンの応援の力」も取り入れた、新しいモータースポーツの楽しみ方を、イベント化しているものだ。
今回、JAFGP観戦に行かれる方の中にも、もしかすると「普段から国内レースは観ていません・・・」という方もいらっしゃるかもしれない。レースを観戦する際に、お目当てのドライバーやチームを決めて、その人たちを応援することによって、レースをより楽しく・面白く観戦できたりするが、誰がどんな人なのか分からないと、そこまで熱が入らない、特に国内レースを普段から観ていない方は、そういったことがあると思う。
この東西対抗戦では参戦する全ドライバーを出身地別に「東西」に分けて争い、さらにお客様ポイントとして、応援グッズやグルメ対決での売上がポイント加算の対象となり、ファンも対抗戦に参加しての「総力戦」だ。
好きなドライバーがいれば、その人が所属する軍を応援すればよいのですが、そうでない人は、単純に「皆さんのお住まい」や「皆さん自身の出身」を東か西か、調べていただいて、そこに所属しているドライバーを応援するという楽しみ方もある。
レース中は、東が赤、西が青と明確な色分けをしているため、同じ軍のドライバーが誰なのかも一目瞭然。だからこそ、一つ一つのレースに親近感が沸いてくる。
土曜日が終了した途中結果は、東軍は156ポイント、西軍が184ポイントと昨年とは違い西軍がリード。しかし、その差も28ポイントしかなく、今日はフォーミュラニッポンにレジェンドカップも含め4レースが行われる。
是非、来場しているファンの皆さんも、応援マフラータオルを購入し、昼食で応援グルメを食べて、それぞれの軍を精一杯応援し、勝敗を分ける“メンバー”として参加していただきたい。
『記事:吉田 知弘