土曜日の全セッション終了後。メディア向けに今日の予選でポールポジションを獲得したドライバー、またSUPER GTの決勝第1レースを優勝したドライバーが集合し、記者会見が行われた。
■GT500クラス:第2レース予選PP
No.46柳田真孝(SRoad MOLA GT-R)
「今朝は晴れていたので、最初はスリックタイヤで予選を走ろうと思っていたのですが、直前のGT300の予選をみて、ウエットタイヤでいくことを決めました。ぶっつけ本番で難しいコンディションでしたがチームが良いタイヤチョイスをしてくれて、最初のウォームアップは苦しみましたが、それも想定内で何周かアタックし続けて、最後にタイムが出ました。」
□GT300クラス:第2レース予選PP
No.43高木真一(ARTA Galaiya)
「GT300が先の走行だったから、情報がなくチームとも色々相談した。最初はスリックタイヤで出たけど、実際に走ってみて“これじゃ15分でドライにならない”とすぐ判断してウエットタイヤに交換しました。シリーズ戦でもそうでしたが、ブリヂストンのウエットの性能には自信があったので、今回もポールポジションがとれました。チームスタッフ、ブリヂストンさんの働きに感謝しています。」
◆フォーミュラニッポン:予選PP
No.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
「今回は1周のタイム+最高スピードの両方の要素が必要な予選だった。僕らは直線スピードと1周のラップタイムの両方を重視してセッティングをしていき、個々の妥協点を組み合わせて、トータルバランスで一番良いパフォーマンスが出せるようにした。だから今回はガーニー(ウイング先端に取り付ける小さな空力パーツ)なしで初めて富士を走った。もちろんギャンブルだったけど、その分ポールポジションが取れて嬉しいよ。」
■GT500クラス:第1レース優勝
No.46ロニー・クインタレッリ(SRoad MOLA GT-R)
「昨日は雨で今日はドライ(晴れ)。全くドライでのデータがなくて、直前のウォームアップで色々試し、良い感触が得られたから、いけると思った。クルマとタイヤの調子が良く、後半は12号車に追いつかれたけど、上手くタイヤマネジメントができていたから、最後の3~4周でプッシュして逃げ切る事が出来た。」
□GT300クラス:第1レース優勝
No.4谷口信輝(初音ミク グッドスマイルBMW)
「まずはスタートが素晴らしく良くて、1位で1コーナーを通過できました。とにかくプッシュして貯金を稼ぐ作戦でした。ソフトタイヤを選んでいたので後半は上手くペースコントロールしてタイヤの垂れをごまかしていたのですが、予想以上にタイヤがキツかったのと、33号車の追い上げは速くて、最終ラップで追いつかれ、最終コーナーで抜かれてしまいました。しかし、チェッカーまでの直線で再度スリップストリームで抜き返す事が出来ました。僕は今回西軍の応援団長をしていますが、こうして(西軍のクインタレッリと)2人で優勝して、西軍のポイントを稼ぐ事、西軍のみんなに貢献できて本当に良かったですし、JAF Grand Prix という名誉あるタイトルをいただけて、本当に嬉しいです。」
『記事:吉田 知弘』