国内モータースポーツを締めくくる特別戦「JAF Grand Prix SUPER GT & FormulaNIPPON FUJI SPRINT CUP2011」が開幕した。
初日の11日は大雨に見舞われたものの、2日目を迎えた富士スピードウェイは、昨日の雨が嘘のような晴天に恵まれ、午前4時30分のゲートオープンから多くのモータースポーツファンが来場し、盛り上がりを見せている。
今年で2回目となるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。国内のトップレースであるSUPER GTとフォーミュラニッポンが同じ日に開催される特別戦。さらにいつもは混走で行われるSUPER GTもGT500・GT300が別々に開催。ドライバー交代が禁止となるため、今日の土曜日に片方のドライバーが出走する「決勝第1レース」が行われる。
通常とは異なる100kmのスプリントレースに加え、シリーズ戦では全く行わないグリッドに静止した状態からのスタンディングスタートでレースが始まる。
今年も、GTならではの激しいバトルと、特別戦ルールが生み出す波乱で、一瞬たりとも目が離せないレースが展開される。
また、前日の大雨により、13日(日)に行われる決勝第2レースの予選が、この後7時50分から始まる。この他にも、フォーミュラニッポンの予選や、往年の名ドライバーが出走するレジェンドカップ予選。さらにVitzRaceの日本一を決める「VitzRace GrandFinal」の決勝レースなど、レースセッションだけでも内容盛りだくさんの一日。
さらにグランドスタンド裏では、今年も各メーカーのPRブースやオフィシャルステージで様々なイベントが開催されておる。中には女性ファンや初心者ファン向けのコーナーも設置されており、サーキット観戦に慣れない方でも、気軽にレースを楽しむ事が出来るコンテンツも導入されているのが、今年のJAFGPの特徴だ。
観戦塾では、今日と明日の2日間。JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのレース・イベントを現地から完全レポートしていく。
『記事:吉田 知弘』