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【JAFGP】SUPER GT(GT500クラス):エントリーリスト&見どころ

今週末のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでは、通常ドライバー交代のあるSUPER GTは、土曜日の第1レース、日曜日の第2レースと、それぞれのドライバーが担当して合計2レース開催される。

今回は気になるエントリーリストと、第1レース・第2レースそれぞれの見どころを紹介していく。

【GT500クラス:第1レース】
予選/11月11日(金)14:20~14:40
決勝/11月12日(土)15:15~15:55

<エントリーリスト>
No.1 小暮卓史 ウイダーHSV-010
No.6 大嶋和也 ENEOS SUSTIN SC430
No.8 小林崇志 ARTA HSV-010
No.12 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ カルソニックIMPUL GT-R
No.17 塚越広大 KEIHIN HSV-010
No.19 片岡龍也 WedsSports ADVAN SC430
No.23 ブノワ・トレルイエ MOTUL AUTECH GT-R
No.24 ビヨン・ビルドハイム ADVAN KONDO GT-R
No.32 中山友貴 EPSON HSV-010
No.35 脇阪寿一 D'STATION KeePer SC430
No.36 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM'S SC430
No.38 平手晃平 ZENT CERUMO SC430
No.39 石浦宏明 DENSO SARD SC430
No.46 ロニー・クインタレッリ SRoad MOLA GT-R
No.100 山本尚貴 RAYBRIG HSV-010

■第1レース:見どころ■
土曜日に決勝が行われる第1レース。この日は、フォーミュラニッポンを兼務しているドライバーが中心に出走する。注目はNo.39DENSO SARD SC430の石浦宏明。今季は3度のポールポジションを獲得していながら決勝ではあと一歩のところで勝利から見放され続けてきた。富士をホームコースとするレクサス勢としても負けられない1戦に挑む。
また、No.35D'STATION KeePer SC430脇阪寿一(No.35D'STATION KeePer SC430)とアンドレ・ロッテラー(No.36PETRONAS TOM'S SC430)の元チームメイト同士の組み合わせも実現。こちらも注目だ。

【GT500クラス:第2レース】
予選/11月11日(金)15:25~15:45
決勝/11月13日(日)15:25~16:05

<エントリーリスト>
No.1 ロイック・デュバル ウイダーHSV-010
No.6 伊藤大輔 ENEOS SUSTIN SC430
No.8 武藤英紀 ARTA HSV-010
No.12 松田次生 カルソニックIMPUL GT-R
No.17 金石年弘 KEIHIN HSV-010
No.19 荒聖治 WedsSports ADVAN SC430
No.23 本山哲 MOTUL AUTECH GT-R
No.24 安田裕信 ADVAN KONDO GT-R
No.32 道上龍 EPSON HSV-010
No.35 アンドレ・クート D'STATION KeePer SC430
No.36 中嶋一貴 PETRONAS TOM'S SC430
No.38 立川祐路 ZENT CERUMO SC430
No.39 井口卓人 DENSO SARD SC430
No.46 柳田真孝 SRoad MOLA GT-R
No.100 伊沢拓也 RAYBRIG HSV-010

■第2レース:見どころ■
日曜日に行われる第2レース。注目は前年の富士スプリントカップ(GT500)第2レースを制している伊藤大輔(No.6ENEOS SUSTIN SC430)。今年も優勝して連覇を狙っているはずだ。そこに今季のシリーズ戦で悲願の初チャンピオンを獲得した柳田真孝(No.46SRoad MOLA GT-R)が挑む。
また、この日はフォーミュラニッポンの決勝も同日開催となるため、両レースを兼務している中嶋一貴(No.36PETRONAS TOM'S SC430)と伊沢拓也(No.100RAYBRIG HSV-010)にとっては、慌しい一日となる。
この他にも、今年の第2戦の制した本山哲(No.23MOTUL AUTECH GT-R)や第6戦で優勝を飾った立川祐路(No.38ZENT CERUMO SC430)など、ベテラン勢も参戦する日曜日。今週末の最後となるレースなので、素晴らしいレースを期待したい。


■4メーカーの激戦!今回もタイヤマネジメントが勝敗の鍵を握る?■
今季もブリヂストン、ミシュラン、ダンロップ、ヨコハマタイヤの4メーカーが参戦し、激しいタイヤウォーズが繰り広げられた2011年のSUPER GT。その中でも圧倒的な強さをみせたのがミシュランタイヤで、予選ではNo.39DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人)が3回、No.46SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)が2回と合計5回のポールポジションを獲得し、No.46SRoad MOLA GT-Rが見事チャンピオンを獲得した。
おそらく、今回もミシュラン勢が有利となってくる可能性が高いが、シーズン中とは異なり11月中旬の富士スピードウェイは冷え込む。気温・路面温度の低いコンディションでどれだけのパフォーマンスが発揮されるのか、注目したい。

そして、富士スプリントカップの場合は、通常とは異なる「22周のスプリント勝負」スタートからゴールまでの22周を、常に予選アタックのように攻め続けることが要求されるレースだ。そこで昨年も勝敗を分ける鍵となったのが「タイヤマネジメント」。いくら路面温度が低いと言っても、22周攻め続ける事でタイヤの消耗が大きくなる。実際に昨年もタイヤの消耗で終盤にタイヤ交換やペースダウンを余儀なくされたドライバーもいた。

「いかにタイヤを温存しつつ、いかに速く・効率よく走れるか?」が、今回の勝敗の分かれ目になるかもしれない。

■シーズン中に勝てなかったリベンジを。。。■
今季、日産勢の圧倒的な強さで終わった2011年のSUPER GTシリーズ。逆に富士スピードウェイをホームコースとするレクサス勢は、シーズン1勝と苦戦を強いられた。しかし、全てにおいて劣っていたわけではない。レクサス勢の中で唯一ミシュランタイヤを履く、No.39DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人)は前述にもあるとおり、エース石浦の力もあり、今季3回のポールポジションを獲得。うち2回は富士スピードウェイでのレースでPPを獲得した。しかし、あと一歩のところで勝利から見放されるレースが続き、シーズンは0勝。あれだけ速かったのに、1勝も出来なかった。間違いなく、彼らはこのJAFGPでのリベンジに賭けている違いない。
シリーズ戦で上手くいかなかった分、彼らの「スプリント戦」での快走に注目したい。

今年も、JAFGPの最後を飾るレースとなるGT500クラス。シリーズ戦では見られない超接近戦のスプリントバトルに注目だ。

『記事:吉田 知弘』