11月に入り、国内モータスポーツも大詰め。ツインリンクもてぎでは、11月5・6日で全日本選手権フォーミュラニッポンの最終戦が行われており、今回は大激戦となった2011年のシリーズチャンピオンが決まる大一番ということもあり、5日の予選日は多くのモータースポーツファンが来場し賑わった。
午前中のフリー走行後には恒例のピットウォークが行われ、大盛況。
ピットウォーク中には「コチラレーシングピットツアー」も行われ、早朝から会場内で申込・受付をした親子がコチラレーシングの「ピピラ」とツインリンクもてぎエンジェルのエスコートでピットを訪問。FNマシンを間近で見学したり、ピット内で記念撮影をするなど、普段は触れることの出来ないピットガレージ内を体験した。
また、グランドスタンド裏のメインステージでは、フォーミュラニッポントークライブが行われ、モータージャーナリストの小倉成徳氏が決勝2レース制となる最終戦のルールやチャンピオン争いの見どころなどについて、分かりやすく解説した。
その後のチャリティーオークションでは、各チームからレアアイテムが続々出品され、大盛り上がり。オークションでの収益金は全て東日本大震災の義援金として寄付される。
一方、パドックではF1で活躍中のビタントニオ・リウッツィ(HRT)が登場。同じイタリア人ドライバーのNo.3アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)のお姉さんと交際中との事で、カルダレッリの応援も兼ねてフォーミュラニッポンのレース現場を訪れた。
そして、今回のもてぎ戦ではオーバルコースやインディで使用されているピットロードを使用した「激感エリア」も設置された。
特にオーバルのターン1に設けられたエリアではロードコース最終コーナーの真正面ということもあり、多くのアマチュアカメラマンが集まって、熱心に撮影を行っていた。
これらのイベントは明日の決勝日も行われる。
明日は、いよいよ2011年のシリーズチャンピオンが決まる1戦。さらに決勝2レース制で午前中からスプリントの決勝レースが23周で争われる。
『記事:吉田 知弘』