鈴鹿初開催となるWTCC KENWOOD Race of Japanの決勝「RACE1」が行われた。
ローリングスタートで始まったRACE1だが、スタート直後から大混乱、3位スタートのダールグレンを中心に多重クラッシュが発生。そこにスポット参戦している吉本大樹も巻き込まれる形となり、残念ながらレースから脱落してしまう。
この多重クラッシュによりセーフティーカーが導入され、6周に渡って、全区間追い越し禁止状態。この間に、1コーナーのクラッシュで傷を負ったマシンが続々とピットに戻り、WTCCならではの修復作業が始まる。
6周目にコースの安全確認が行われ、リスタート。再びWTCCバトルが始まっていく。スタート直後にトップに立ったイヴァン・ミューラー(シボレー・クルーズ)を、7周目にPPスタートのアラン・メニュ(シボレー・クルーズ)が再びトップを奪い返し、ミューラーは、そのまま順位を落としていってしまう。
土曜日のプラクティスから絶好調のメニュが、そのままトップを譲らずRACE1を優勝。2位にはチームメイトのロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)。3位はマイケル・ニルケス(サンレッドSRレオン)が入った。
注目の日本勢は、谷口行規(シボレー・クルーズ)が7位で最高。加納政樹(BMW320TC)が14位、新井敏弘(シボレー・クルーズ)は15位、吉本大樹(サンレッドSRレオン)は1周目のクラッシュのダメージが大きく、リタイヤとなった。
『記事:吉田 知弘』