決勝レースを控えたWTCCのピットでは、ファンが待ちに待っていたピットウォークが開催され、多くのファンでピットロードが埋め尽くされた。決勝日はドライバーも参加してのサイン会が行われ、WTCCファンで大盛り上がりとなった。
また、メインストレート上ではオープニングアトラクションが行われ、まずは龍谷大学吹奏楽部によるパフォーマンスが行われ、メインストレート上に注目が集まる。グランドスタンド前で行進が終わると、今回スポット参戦をしているラリードライバーの新井敏弘によるラリーカーパフォーマンスで、一気に大盛り上がり。
その後、決勝レースを控えた日本人ドライバーが集合してトークショーが行われ、意気込みを語った。
ここで、日本人ドライバー応援のために、2週間前のF1日本GPで活躍した小林可夢偉が登場。特に今回スポット参戦している吉本大樹(サンレッドSRレオン)とはプライベートでも仲が良く、「WTCCは難しいレースだと知っているから、凄いとこにチャレンジしたなぁと思いました」と、吉本からWTCC参戦を聞いた時の話を振り返った。そして、「WTCCはまさに“格闘技レース”ですが、とにかくヨッシー(吉本)らしい走りが観れるのを楽しみにしています。」とエールを送った。
そして、決勝スタート前には大きな日の丸がグリッド上に登場。同時に地元三重県の「三重県美少女図鑑」のモデルの皆さんが、今回はグリッドガールを担当。
グリッド上の準備が整い、マシンも続々とコースイン。
世界選手権ならではの華やかな雰囲気に包まれたグリッド上となった。
晴天に恵まれた鈴鹿サーキットで、いよいよ格闘技レースのハイライトとなる決勝レースが始まる。
『記事:吉田 知弘』