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SUPER GT最終戦もてぎ250kmレースが開幕。雨のもてぎで2011チャンピオンが決まる

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F1日本GPが終了し、国内のモータースポーツファンも一区切りついたところだが、今週末は国内レースも大詰めを迎えている。
SUPER GT最終戦もてぎ250kmレースが、今週末栃木県のツインリンクもてぎで開催される。

現地のもてぎは、早朝から雨のとなっているが8時10分からのオープンピットには多数のファンが参加。シリーズ最終戦ということで、このもてぎでGT500・GT300のチャンピオンが決定する重要なレースということもあり、GTファンの関心も高いようだ。

GT500クラスは、昨年低迷していた日産GT-R勢が復活。7戦中4勝を挙げる大活躍をみせた。その中でも今年からGT500にステップアップしてきたNo.46SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)は、毎回安定した走りで上位入賞を飾っており、現在75ポイントでランキングトップ。2位のNo.23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)との一騎打ちの争いとなった。しかし、トップのMOLA GT-Rと2位のNISMO GT-Rとの差は16ポイント。MOLAは6位以内に入れば無条件でチャンピオンが確定する、例年から比べると少し余裕のある最終戦でのポイント差となっている。

GT500にステップアップして初年度となるMOLA。悲願のチャンピオン獲得へ、プレッシャーのかかる1戦が始まっていく。

GT300クラスは、No.11JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)とNo.4初音ミク グッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢)の外国車勢での争いとなる。前回オートポリスで再逆転を果たしたJIM GAINER。2位初音ミクBMWとの差はわずかに5ポイント。5ポイント多いJIM GAINERの方が有利ではあるが、初音ミクBMWも優勝すれば一発逆転でチャンピオンを決めることができる。
“黒船”と恐れられたフェラーリ458がシリーズを制するのか?それとも、痛車が悲願のシリーズチャンピオンを獲得するのか?GT500より熾烈なチャンピオン争いから目が離せない。

そして、最終戦の見どころは「全車ウェイトハンデがゼロ」になることだ。
これまで獲得ポイントに応じてウェイトハンデが設けられてきたが、最終戦ではリセットされる。
全車がイコールコンディションに戻った中で、どんなバトルが展開されるのか。F1韓国GPと予選・決勝時刻が重なる部分もあるが、是非このSUPER GT最終戦にもご注目いただきたい。

『記事:吉田 知弘』