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公式予選はスコット・ディクソンがPP!琢磨11位、武藤22位

17日(土)、午後3時からINDY JAPAN THE FINALの公式予選が始まった。
今回初のロードコース開催となり、予選方式も今までの1台ずつのタイムアタックではなく、ノックダウン方式が採用され、第1ラウンドでは、あらかじめ第1、第2グループに分かれて15分間のセッションに挑んだ。

第1グループでは佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)が登場。午前中の練習走行からタイムが伸びず、来場している琢磨ファンも心配していたが、そういった不安を払拭させるような渾身のタイムアタックをみせ、見事第2ラウンドへの進出を果たす。しかし、チームメイトのトニー・カナーンや2008年インディジャパン覇者で日本でも人気の高いダニカ・パトリック(アンドレッティ・モータースポーツ)が第1ラウンドを敗退するなど、波乱も見られた。

第2グループでは、スポット参戦を果たした武藤英紀(サム・シュミット・モータスポーツ)が登場。果敢にタイムアタックをするものの、進出ラインの6位に届かず、グループでは11位で敗退、決勝は22位からのスタートとなった。

第2ラウンドに進出した琢磨、本人も第3ラウンド“ファスト・シックス”に入りたいと意気込んでいたものの、進出ラインの6位に0.2秒届かず11位で予選を終えた。

上位6人で行われた最終の第3ラウンドは、2009年のインディジャパンウイナーであるスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ)が圧倒的な速さをみせ、1分38秒3918のタイムで今季2回目のポールポジションを獲得。彼は2003、2009年にも、もてぎでPPを獲得しているため、唯一「もてぎのオーバル、ロードコースでのポールシッター」となった。

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1位:スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ)
「オーバルとロードの両方でポールシッターになれた事は、とても嬉しい。Q1から調子がよく、すぐにタイムを出せた。Q2は上手くいかなかったがQ3でセッティングを(Q1時)に戻したところ、ポールタイムを出せた。日本での最後のレースでPPを獲得でき嬉しいよ。」

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2位:ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
「昨日から調子が良かったし、レッドタイヤも上手く機能してくれて、上位に食い込めた。(チャンピオン争いをしている)フランキッティより前のスタートになれたのは、大きなアドバンテージだね。決勝ではミスをしない走りを心がけて、1ポイントでも多く獲得したい。」

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11位:佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)
「Q3進出を目標にしていただけに、本当に悔しいです。昨日のプラクティスを踏まえて、セッティング変更をしたのですが、それが朝から機能しませんでした。コースの全コーナーで応援フラッグが揺れているのが分かったので、決勝では追い上げる走りをお見せしたいです。」

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22位:武藤英紀(サム・シュミット・モータースポーツ)
「朝の走り出しは良かったのですが、予選に向けて気温・路面温度が上がっていく中、コンディションの変化に上手く対応できませんでした。決勝では前のマシンを追い抜いていくレースにしていきたいです。本当に多くの方々が応援に来ていただいているのが、走っていても分かった分、下位に沈んでしまって申し訳ない気持ちです。」

決勝レースは、18日(日)午後1時からロードコースを63周で争われる。
いよいよ、インディジャパンの最後の1ページが刻まれるレースが始まっていく。

『記事:吉田 知弘』