16日(金)のフレンドシップデイでは、15時から練習走行が行われた。
今回は初のロードコースでの開催という事で、グリーンシグナルとともに全車がコースイン。精力的に周回を重ね、もてぎロードコースの感触を確かめていた。
その中でも、名門のチーム・ペンスキーが好調な走りを見せ、。ウィル・パワーが1分39秒4745でトップタイムをマーク。エリオ・カストロネベスが0.1220秒差で2位につけ、さらにライアン・ブリスコーも4位タイムを記録した。
国内でもフォーミュラニッポンやSUPER GTが開催されるツインリンクもてぎのロードコース。その印象を各ドライバーは、このように話してくれた。
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
「とても素晴らしいトラック(コース)だね。今シーズン走ったトラックを振り返っても、一番良かった。とても路面がスムーズだよ。」
エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)
「非常にチャレンジングなトラック。ストレートも長いし、コーナーの旋回時間も長い。今まで走ってきたのとは異なる特徴を持っているよ。今までパターンとは違う走り方が求められるが、それも含めて気に入っている。」
ダニカ・パトリック(アンドレッティ・モータースポーツ)
「ビューティルトラックです!路面もスムーズだし、走りやすいです。アメリカにはこのようなタイプのトラックは、まずないです。」
このように、もてぎのロードコースを賞賛する声が多く上がっていた。
また、ファンにとって気になるのが“決勝レース中”の追い抜きポイント。
これについては、各ドライバーが口をそろえて「ターン11(90度コーナー)」を挙げた。
もてぎのロードコースは、ストレートからハードブレーキングをして低速コーナーに飛び込んでいく「ストップ&ゴータイプ」のコース。この特徴を利用した追い抜きが、レース中のポイントになるのではないかと話してくれた。
マイク・コンウェイ(アンドレッティ・モータースポーツ)
「本当に素晴らしいトラックで、週末は素晴らしいショー(レース)をみせる事ができる。おそらく、たくさんオーバーテイクが見られると思うが、一番チャンスがありそうなのがターン11だね」
マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・モータースポーツ)
「楽しい週末になりそうだ。フォーミュラニッポンも開催されていて、ファンも知っているトラックなので、楽しんでもらえると思う。追い抜きポイントはいくつかあって、ヘアピンとかターン11になりそうかな。」
ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・モータースポーツ)
「ユニークなトラックで最高だよ。おそらく、毎ラップで集中して攻めていくことが重要になってくると思う。」
今回はオーバールではなくロードコース開催のINDY JAPAN。決勝レースでは今まで見たことのない迫力あるレースが期待できそうだ。
『記事:吉田 知弘』