今週末の9月10・11日。静岡県の富士スピードウェイではSUPER GT第6戦「富士GT250kmRace」が開催される。
今年のSUPER GTは、毎回悪天候に悩まされるレースが続いているが、予選日を迎えた富士スピードウェイは、今までの雨レースを吹き飛ばしてくれそうな快晴に恵まれ、場内からは富士山も見ることが出来る。
現地では、予選日早朝の恒例イベント「オープンピット」が行われ、パドックエリアに入れるファンを対象にピットロードが開放され、戦いを前にした各マシンの前で記念撮影を行っていた。
今週末も、観戦塾では富士スピードウェイから現地レポートを掲載していく予定だ。
今季は全8戦で開催されるSUPER GT。その第6戦となる富士ラウンドの見どころの一つとなってくるのが「ウェイトハンデ」のルールだ。
SUPER GTでは、レースをより面白く、白熱したバトルを演出するために、シリーズの獲得ポイントに応じて、バラスト(重り)をマシンに積むハンデが与えられる。
■2011SUPER GTウェイトハンデルール■
第1戦:全車ウェイトハンデなし
第2~第6戦:1ポイントあたちり2kgのウェイトハンデを積む(例:15ポイント→30kg)
第7戦:1ポイントあたり1kgのウェイトハンデを積む(例:15ポイント→15kg)
※上限は100kgまで
第8戦:全車ウェイトハンデなし
上記のルールで見ると、ウェイトハンデの累積が多くなるのが、今回のGT富士戦。
GT500クラスの首位No.46SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)は56ポイント、GT300クラスの首位No.11JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)も57ポイントを獲得しているため、今回は100kgのウェイトハンデを積んでのレースとなり、これがレースにどう影響するかが見どころだ。
[今季初登場する、100kgのウェイトハンデステッカー。すでに両マシンに貼られている]
これに対し、今季まだ好成績を残せていないマシンは、ウェイトハンデが少ないため、シリーズチャンピオン獲得のために必要な“上位入賞”が比較的狙いやすいため、前回鈴鹿(ポッカGT)とは、また違った勢力図での優勝争いが期待される。
まずは、今日の予選で、どのマシンがポールポジションを獲得するのかに、注目していただきたい。
9月10日(土)予選日:タイムスケジュール
※SUPER GTのみ
9:15~11:00/公式練習
11:45~12:35/ピットウォーク
13:00~13:45/公式予選(Q1)
内訳
・13:00~13:25/混走
・13:25~13:35/GT300占有
・13:35~13:45/GT500占有
14:45~15:55/スーパーラップ(GT300→GT500の順)
16:55~17:40/キッズウォーク
『記事:吉田 知弘』