8月最後の週末となった27日(土)、東京・お台場のMEGAWEBでは、クルマ好きのファンのためのイベント「第2回MEGAWEBフェスタwithココロハコブプロジェクト」が開催された。
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http://www.kansenzyuku.com/circuitdiary/diary.cgi?no=386
今年で2回目の開催となるMEGAWEBフェスタは、国内の自動車専門誌(ベストカー、CARトップ、XaCAR)が主催するカー雑誌読者向けのファンイベント。午前11時のオープンとともに、多くのカー雑誌読者やモータースポーツファンが来場。デモ走行マシンを間近で見られるパドックウォークを楽しんでいた。
今回は、今話題のスーパーカー「レクサスLFA」や「トヨタFT-86」、さらにクルマファンにとっては憧れの一台「ランボルギーニ・カウンタック」も展示され、来場されたファンは興味津々に、クルマの細部を覗き込んだり、写真を撮っていた。
また、前回同様にラリーカーを中心に、レーシングカーのデモ走行や同乗走行も行われた。
まず最初に行われたのは、VitzRaceに参戦しているマシンの同乗走行。先着順で申込をしたファン36組が、SUPER GTのサポートレースで有名なナンバー付きVitzのマシンの迫力を体感した。残念ながら、2日目の28日はVitzの同乗走行は行われないが、MEGAWEBでは定期的に同乗試乗会を開催しているため、次回お台場に来た際に是非参加してほしいイベントだ。
NetzCupVitzRace同乗試乗会年間スケジュール
http://www.megaweb.gr.jp/Event/Vitz/
レーシングカーといえば、ガソリン車で爆音を出して疾走するイメージも強いが、今回は次世代のレーシングカーとして「ニッサン・リーフRCカー」と「テスラ・ロードスター」も登場。モーターのみの音で静かな状態なのに、他のレースカーに負けないくらいの加速力を発揮する2台のマシンに、観客達は驚いた様子。この2台のマシンのデモ走行は明日も行われる。
また、MEGAWEB館内では主催しているカー雑誌社のブースをはじめ、多くのレース関係の物販ブースが出展しており、様々なレースグッズの購入できる。
そのほかにも、レースファンの間で密かに流行り始めている「ドリフトラジコン(通称:ドリラジ)」の物販ブース&ドリラジ体験コーナーが設けられたり、会場奥には「ミニ四駆工作教室」コーナーが設置され、1990年代から人気のミニ四駆を初めて触る子ども達向けに、マシン製作をスタッフがレクチャーしながら、その場で製作・試走できるコーナー、外の会場ではSUOER GTでも開催される「キッズカート体験教室」も行われ、子ども達も楽しむ事が出来るコンテンツ満載となっている。
その中でも、多くのクルマファンが興味を集めていたのが東京大学のブース。「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック2011」に参戦した東大大学チームの1973年式スプリンター・トレノ(TE27)が展示され、実際にボンネットを開けてチームスタッフからの説明を興味津々に聞くファンも多かった。
このTE27トレノは、実際に同乗走行イベントでも登場。過酷なラリー・モンテカルロを走りきったマシンが、元気にお台場を駆け抜ける姿を誇らしげに見守ったチームスタッフたち。彼らは、来年開催される「ラリー・モンテ2012」も参戦予定。現在新マシンの製作に余念がないそうだ。
こうして大盛況のうちに終わったMEGAWEBフェスタ1日目、明日も同様のイベントが行われる予定だ。
(後編では、今回のメイン走行となった中嶋一貴&トムスSC430のデモ走行を中心に紹介する)
『記事:吉田 知弘』